②ベースの穴が大きめ
TLRタイヤはエア洩れを防ぐためにシーラント剤の使用がマスト。天然ゴムの樹液(ラテックス)が主体のシーラント剤ですが、最近は修復力を高めるために添加物のつぶつぶを入れたタイプが人気です。
>>【チューブレス用シーラント剤2ブランドを比較テスト】非ラテックス系の「フィニッシュライン」は意外と使い勝手良し | 凪ロード
ただし、エアバルブの空気穴が小さいと添加物で目詰まりしてしまうことがあります。KCNCのエアバルブなら、穴が大きめにできているので、上記のフィニッシュラインでも問題なく使うことができました。
③アルミ削り出しのキャップがカッコ良い
金属加工を得意とするKCNCならではのポイント。エアバルブ本体だけでなく、キャップまでアルミ素材なんですね。しかも、めちゃくちゃこだわったディテール。仏式バルブには実はキャップはいらないなんて話も聞きますが、個人的にはあったほうがカッチョ良いと思っています。
↑金属加工会社として主張はわかるが、キャップやリングにまでロゴが入ってるのはやりすぎかも……
④パナレーサーのエアゲージとバルブコアの相性が良い
4つ目はごくごく個人的なメリットですけど。愛用しているパナレーサー のデジタルエアゲージが使えること。ロードバイクはパーツを変えると連動して別のものまで変えなくてはならない 「スイッチングコスト」がバカにならなかったりします。しかも、同じパーツのはずなのに、メーカーが変わっただけで相性が悪なるなんてこともザラ。
エアバルブとエアゲージもまた然り(今回初めて知りました)。同じ仏式バルブでも、メーカーによってうまく測れないものがありました。マビックのUSTのバルブが特殊なことは知っていたけれど、バルブまわりって意外とナーバス。話がそれましたが、KCNCのバルブならパナのエアゲージとの相性はバッチリです。正確な空気圧をパパッと測れます。ライドのたびにやる作業だから、手間取ると地味にストレスなんです。
>>【パナレーサーのデジタルエアゲージ 】至れり尽くせりの機能がたまりません! | 凪ロード
全ネジにあらず!ホイールのリムハイトはしっかりチェック
KCNCのエアバルブは、どうにも止まらないエア洩れから解放してくれた、吉尾にとっては救世主的なパーツでしたが、たったひとつだけ注意しなければならないことがあります。
今回使ったバルブ長が65ミリのタイプは、なぜか半ネジ状態なんですね。このためリムが低いホイールには使えないと思います。逆に適用リムハイトの最大は50ミリくらい。吉尾のホイールはリムハイト38ミリで下の画像の状態ですから、+12ミリは許容範囲だと思います (リム形状にもよります)
↑チューブレスバルブの決定版!
↑38ミリのショート版
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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