こんなご時世に、チューブレスタイヤのエア洩れ、それもバルブ回りから限定でお悩みの方なんて、たぶんいないと思うのですが……アフターコロナを見据えて小ネタをひとつ。
昨年末にチューブレスレディ(TLR)タイヤを交換した際、バルブまわりからのエア洩れに悩まされました。あの手この手を試して一番効果があったのは、ホイールと相性の良いエアバルブに交換することでした。
チューブレスホイールには純正のエアバルブが付いているので、通常はそれを使えば問題ないのですけど。吉尾のホイールはヤフオクで落としたものだから付属していなかったのです。今回はそんなレアなシチュエーションに役立つかもしれないハナシ。
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KCNCのチューブレスバルブにはメーカーの本気度が感じられます!
エアバルブって、ロードバイクパーツの中でも小物中の小物。クリンチャータイヤの世界ではインナーチューブにくっついているものだから、そもそもバルブだけ単独で存在しないんです。いきおい、「仏・米・英の3種類ある」くらいの話題にしかなりません。チューブレスタイヤでは気密性を左右するキーパーツだと思うのですが、やっぱり「まあ、これで良いでしょ (エアバルブなんて)」という雰囲気は拭えない印象。
そんな中で、ひとり気炎をあげているのが台湾メーカーのKCNC。高度な金属加工技術を活かして凝ったメタルパーツを得意とする会社さんですが、チューブレスバルブにもかなりのこだわりをみせてくれています。
①リムの形状に合わせてゴムベースを選べる
もっとも刺さったポイントがこちら。チューブレスホイールは規格化されていないから、リムの形状がモデルごとにまちまちなんですね。なので、エアバルブもそれにマッチしたものをチョイスしないと盛大に空気が洩れてしまうのです。
KCNCのエアバルブは、リムの形状に合わせて選べるゴムベースが5種類も同梱されています。リムとエアバルブのマッチングは見た目だけでは判断しづらいので、的を射た配慮だと思います。他のバルブに比べると若干お値段は上がりますが、うまくいかずに買い直すことを考えたらはるかに安上がりです。
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