【おすすめ冬装備】バイクを降りても快適なウエアコーディネートのポイント

ロードバイクのウェア

三寒四温はどこにいったのでしょう?3月に入ったらいきなり春モード全開で、地元の三浦半島は最高気温が20℃に迫る勢いです。サイクリストとしては歓迎すべき流れなんですけど、今年は冬でも外ライドを楽しめるように防寒アイテムを充実させちゃったばかり……まさかこんなに春がはやいとは!

このままタンスの奥で眠らせてしまうのはあまりにも忍びないので、次の冬のためにおすすめのウエアを振り返っておきたいと思います。冬といっても想定は3〜10℃の日並。エリアによっては春秋のコーディネートとしても参考にしていただけるかもしれません。

ライド中の基本はレイヤード

冬ライドの大敵といえば「汗冷え」です。パフォーマンスを下げるだけでなく、体調を崩す原因にもなります。寒い中でもクランクを回している間は発汗するので、その汗をいかに速く蒸発させるかーつまり、夏も冬もウエアのキモは同じだと考えています。

北風の強さにもよりますが、3℃を下回らない日並なら個人的には防風仕様のジャケットはオーバースペック(感じ方にはもちろん個人差があります)。ウエアの素材はどんどん進化しているものの、防風性と透湿性はどうしてもトレードオフの関係にあります。雑にいうと風を通さないウエアは汗ヌケが良くないのです。

なので、中途半端な寒さに防風ジャケットの組み合わせは却って汗冷えしやすい。そこでおすすめしたいコーディネートは徹底的なレイヤード(重ね着)スタイルです。

アンダーウエアのレイヤードは効果大

防寒も汗ヌケも肌に近いところから対策を打つのがウエアリングのセオリーなのだそうです。今年の冬から取り入れてみたアンダーウエアの「2枚重ね」はかなりおすすめ。

メッシュ素材の速乾タイプを長袖アンダーの下に仕込むだけで汗冷え知らず。体幹の保温力もグンとアップするのでカラダも疲れにくいです。長袖アンダーはその日の気温に合わせて起毛タイプと春夏用の薄手のものを使い分ければさらにカンペキ。コスパの良さは高価な冬用アウターを確実に上回ります。

↑汗だく必至の真夏にも結構ガンバル働きもの

↑重ね着するならコンプレッション弱めのアンダーがおすすめ

通気と保温を両立するメリノウール

化繊の高機能素材が最高だと思っていた吉尾が今年の冬はその考えを改めました。羊さんを寒さから守る体毛はやっぱりすごいです。通気と吸汗の具合が絶妙で「ホカホカするわけではないけど汗冷えしないから寒くない」ちょっと不思議な感覚。秋冬用のジャージとビブはウール素材を全力でおすすめしたいです!

ライドに寛ぎを!ダウンウエアとカバーパンツ

ライドのコーディネートはクランクを回している際の体感に合わせます。つまり、冬はサドルから降りている間が寒いのです。密を避けて屋外で休憩する時に、想像以上の心地良さを味わえたのがダウンウエア。軽い着心地でホカホカするので、カラダの芯からリラックスできますよ。

↑パッカブルタイプならジャージの背中ポケットにもなんとか収まる

バイクを置いて散策したり、バーナーでコーヒーを沸かしてみたり……キャンプまでいかないまでも、寒い冬にライド+αを楽しむならウエアも+αの準備をしておくとベター。寒空の下でいたたまれなくなることに比べたら、ダウンの重さなど大した問題ではありません。上半身だけでなく、下半身もケアできればなお快適!

↑ペラペラでコンパクトに畳める割に重ね履きすると結構暖かい

もちろん、走り出しやダウンヒルの一時的な防寒ウエアとしても便利。中綿タイプのアウターって、スポーツバイクとは相性が良くないと思い込んで食わず嫌いをしていましたが意外とアリですね。今年の冬は是非お試しを!

↑サイクルウェアブランドもおしゃれなキルティングジャケットを出し始めましたね

吉尾エイチでした。m(_ _)m

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