昨年末にとうとうアイウェアを買いました!今までは普段のメガネでも不便を感じることはなかったのですが、下り坂や向かい風が強い時に、涙で視界がボヤけるようになってきたのです。多少は走行スピードが上がったということにして、ご褒美がてらカッチョ良いスポーツタイプを探してみました。
「フィラ・SF8932JL」を選んだ5つのポイント
吉尾にとって、ロードバイク用のアイウェアに求めることは5つ。
①カーブタイプである
アイウェアを導入する最大の理由は防風です。普段使いのメガネでは、涙で視界がにじむことが増えてきてちょっと危険な状態。なので、風の巻き込みをしっかり防いでくれるカーブレンズを使っているモデルが良いと考えました。
↑あんまりカーブがキツイと平たい顔にはフィットしないので、このくらいが良いセンです。
②度付きにできる
コンタクトは持っていないので「度付き」がマスト。カーブタイプのレンズに度を入れるとお値段が跳ね上がりますから、③の予算を考えると……
③ 予算は2万円まで
カーブレンズとメガネレンズを重ね合わせたタイプになってしまいます。
④跳ね上げ式である
レンズを重ね合わせる方法は2種類あります。カーブレンズのフレームに度入りのメガネを合体させたタイプと、度入りのメガネフレームにカーブレンズをくっつけたタイプ。後者は跳ね上げ式になっていて、トンネルなど急に暗くなる時でもパッと跳ね上げれば透明なメガネレンズに切り替えられるので安心だな、と。
⑤レンズ色は限りなく薄く
眩しさよりも暗い方がニガテなので、レンズカラーはクリアの方が良いくらいです。フィラのSF8932JLはレンズのカラーを選べますがクリアの設定はありません。なので一番薄い組み合わせ(880)を選んでみました。3枚のレンズの透過率は40〜45%でした。
↑クリアブリッジのフレームに、レンズはライトスモーク(偏光)、ライトブラウン、ライトグリーンミラーの3種類がセットされています
100km走ったインプレは……ベストではないけれど、かなり良いと思う
メガネ歴30年の経験から言わせていただくと、アイウェアの心地よさはサイズと値段で決まります(キッパリ)。大枚はたいた普段使いのメガネに比べてしまうと、辛口の評価になってしまいますが、コストパフォーマンスを考えたらかなり優秀ですよ。
二重レンズのデメリットは確かにある!けれど、100km走れば慣れる(^^)
ファーストインプレッションは「重い…」。常用しているメガネが18gなのに対して、フィラは37g。たかだか19gの違いですが、やっぱり顔にのせるものはビンカンに反応しちゃいます。
そして、走り始めて気になったことは、横目づかいをすると視界が歪む、こと。商品のデメリット表示でも謳われているので、わかっていたはずなのですが、最初はしっくりきませんでした。周辺部の歪みはレンズのグレードにも左右されるので、そのせいもあるかもしれません。
↑レンズの屈折率は1.64、まあまあの薄型を選んではいるのですが…
さらに、一番のキモである風の巻き込みは……正直ビミョーσ(^_^;)メガネよりは改善された気もするけれど「涙がピタリと出なくなった」という状態でないことは確か。
ただ、これらのデメリットは二重レンズの構造的なものが大きいです。重いのはレンズが2倍ついているからだし、カーブが異なるレンズを重ねているだけに、周辺歪みはある程度は仕方のないこと。また、風を巻き込んでしまうのは、カーブレンズが顔から遠くなるぶん空間ができてしまうからです。
ですが、そのあたりは「慣れ」で解決できちゃいます、ハイ。鈍感な吉尾ならではなのかもしれませんが、 100kmも走ればぴたっと“カオの一部”に なりますよ!(昭和な方はわかるフレーズ^ ^)
偏光レンズの見やすさと跳ね上げ式の便利さは手放せなくなる
そんなデメリットよりも、ひと組だけついていた偏光レンズの見やすさの方がはるかにポイント高いです。路面も信号もくっきりハッキリ!これほどラクチンなものだとは思いませんでした。特に逆光の時には威力を発揮します。
↑右が偏光レンズ越しに撮った画像。光の乱反射を抑えてくれるのでバツグンに見やすい!
あと、跳ね上げ式の便利さも一度使うと手放せなくなりそうです。トンネルに入る際にカチッっとあげれば素通しレンズに早変わり。周囲が見えず怖い思いをすることもありません。
結論:お値段を考えたら、むしろ優秀!
構造上のデメリットやカジュアルな仕上げなど気になるところはあるけれど、度付きスポーツアイウェアとしては、レンズ込みで約1万円というお値段はまさに破格。跳ね上げタイプをお探しならば貴重なモデルです。
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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