狭めていたQファクターをノーマルに変えて500kmほど走りました。過去記事でも書いたように、足の置きどころ具合はちょうど良い感じなので、しばらくこのままでいきたいと思います。
>>狭ばめていたQファクターをノーマルに戻して300km走ったインプレッション | 凪ロード
今回のエントリはQファクターではなく、交換したペダル 『ルック・KEOクラシック3』についてです。以前使っていたディズナのペダルのクリートがルックタイプだったので、そのまま使い回したかったのと、ペダル自体のお値段が比較的リーズナブルだったので決めました。
そんな消極的な理由でチョイスした『クラシック3ペダル』でしたが、使ってみたらかなり気に入ってしまいましたので、レビューしておきたい、と。特に、初めてのビンディングペダルをお探しの方にすすめできるモデルです。
『ルック・KEOクラシック3』って、こんなペダル
ロードバイクのビンディングペダルには大きく5つの規格があります。
①シマノ(SPD-SL)
②ルック
③タイム
④スピードプレイ
⑤シマノ(SPD)※MTB系
今でこそ、これだけの選択肢がありますが、1984年当時はビンディングペダルといえばルックオンリーだったそう。つまり、ビンディングペダルを初めて実用化した“元祖”がルックだと言われています。
吉尾が選んだ『KEOクラシック3』は、名前からしていかにも“元祖”っぽいモデルの3代目。代替わりしても、クラシックモデルのポジションは変わらずエントリーグレードですから、上位モデルのようにカーボンやニードルベアリングが奢られているわけではありません。でも、回転に不満はないし、値段の割には軽量なペダルだと思います。
↑それにしても『KEO』ってなに?KOMとかCEOは知ってるけど……ググってもわかりませんでした
『KEOクラシック3』ペダルのお気に入りポイント
ひと言で言えば、使いやすさと踏みやすさです。エントリーグレードのペダルなんてどのブランドも対して変わらないでしょう?と思っていましたけれど、同じクリートを使っていても意外と違いがわかるものですね。
めちゃくちゃ外しやすいから安全
とにかく、使ってみて驚いたのはスルッと外れてしまうところ。どれだけ外しやすいかというと「走行中によく外れないな」と思うくらい。
↑バネの強弱はペダル上面の穴にアーレンキーを差して調整。吉尾はもちろん最弱設定。
スペックには「バネの強さは8〜12Nまで調整できる」とあります。トルクレンチを使っていると8Nって決してユルい方ではないのですが、やっぱり手と足ではパワーのレートが違うのですね。ビンディングの8Nは正直ユルユルです。これならば、初めてのペダルとしても安心して使えるはず。
念のために付け加えておくと、「外しやすい」けど、「外れやすい」わけではないのでご安心を。一度はめてしまえば、吉尾の貧脚くらいではビクともしません。
ペダルの踏面が広いから安心
SPDペダルからルックKEOタイプに乗り換えた理由もこれですが、同じKEOタイプでも、ディズナからクラシック3に変えてみると踏み込んだ時の安心感が増します。
>>【ディズナ・ファストペダル:後編】それでもSPDよりルックKEOタイプが気に入ってしまった、たったひとつの理由 | 凪ロード
見た目はクラシック3の方がズングリしているから、アレな感じもなくはないです。でも、このデンとした横幅が良いのです。ブレまくる素人ペダリングを優しく受け止めてくれるフトコロの深さがある(ように感じます^ ^)。クラシック3を使うと、ぽっちゃり男子好きな女性がじわじわと増えている理由もなんとなくわかる (気がします^ ^)
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