チューブレスレディ(TLR)タイヤの交換について、前編ではリムテープの貼り方やエアバルブ の選び方など、ホイールを仕上げるポイントについてまとめてみました。
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後編である今回はいよいよホイールにタイヤを装着していきます。TLR&TLタイヤって着脱の難しさを語られることが多いのですが、TLRホイールをきっちり仕上げる手間に比べたらオマケみたいなもの。リラックスして作業を進めましょう。
TLRタイヤ交換メモ⑥〜⑧
食わず嫌いでした!空気漏れには「つぶつぶ」シーラントが効きますよ
仕上がったとはいえ、空気漏れは残った状態なので、最後にシーラント剤を注入して気密します。
⑥TLRタイヤをハメるにはホイールの“溝”を上手に使う
TL&TLRタイヤのデメリットとして毎回槍玉にあがるのが「硬くてホイールにハマらない」ことと「ビードが上がらない」こと。ですが、最近のタイヤ、特にTLRタイプはかなり柔らかく作られているので、コツさえ掴めばなんとかなります。着脱のハウツーを学ぶには、国内TLタイヤの老舗メーカーであるIRCさんの動画が超おすすめ。吉尾もこれでハメられるようになりました。
次に「ビードあげ」ですが、上の動画にもあるとおり、大抵は普通のフロアポンプで問題なくあがります。ただ、タイヤブースターやチューブレス対応のポンプがあるとさらに安心。スパパンと一気にビードがあがりきるさまを眺めるのも楽しいですよ。
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⑦シーラントは“粒入り”がおすすめ
この状態だと、エアバルブあたりから空気がシュルシュルと漏れ出していると思います。ここからが最後のツメ、シーラント剤の注入です。シーラント剤にはいくつかの種類がありますが、おすすめは添加物(クルミの殻とかケブラー)の“つぶつぶ”が混入されているタイプ。液体のみのものより、空気漏れが早く止まる気がします。
前輪にスタンズのノーチューブシーラント、後輪にフィニッシュラインのケブラー入りシーラントを使って比べてみたら、フィニッシュラインの方が、明らかに効き目が早かったです。スタンズとフィニッシュラインでは主成分も違いますから、その要素もあるかもしれません。
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スタンズ以外のシーラント剤を実際に使い較べてみたのは初めてなので、そのあたりのことは別記事で書いてみたいと思います。
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