【グラベル&こみちポタ8】南房総の林道ライド!金谷元名線と山中線

グラベル&こみちポタ

先日のライドイベントでその走りやすさを再確認した南房総エリア。その気持ちが冷めないうちにと、以前から気になっていたグラベル=未舗装林道にチャレンジしてきました!

南房総エリアへはフェリーが便利

都心から見れば最果て感のある三浦半島。確かにどこにでるのもまあまあ遠いんですけど、唯一、房総半島だけは近いのです。フェリーに乗ればわずか40分。自転車料金を支払えば分解する必要もないのでめっちゃラク!パッと乗れてパッと走り出せる手軽さはフェリーならでは。久里浜のフェリー乗場には駐車場もあるので、クルマ輪行+フェリーというプランもおすすめ


↑駐輪エリアの柵はバイクを傷つけないようパッド付きです


↑鋸山の雄姿がどんどん近づいてきます


↑往路はチーバ君に運んでもらいました

金谷元名線は頂上でピストン

さて、いよいよ初めての林道ライドです。まずはフェリーがつく金谷港からわずか5分の「金谷元名線」にチャレンジ!日本の未舗装林道は行き止まりのピストンルートが多いそうなのですが、金谷元名線は通り抜けられる「完抜林道」。期待にドキが胸胸します……って、がーん残念ながら開通記念碑の峠で車両通行止めでした。(22.4月時点)


↑崩落は仕方ないよね

序盤にあるそこそこの坂(舗装済)を登り切るとフラットなダートに切り替わります。「さすが房総。登らなくて良いのか?」と喜んだのも束の間、やっぱりアップダウンを繰り返しながらも峠まで登る道でした。ただ、10°を超えるゾーンは少なく、何よりダンプが通れるほど道幅が広いので、グラベル初心者でも比較的走りやすいと思います。勾配がキツいところを中心に舗装済の区間もあり、ダート率は半分くらいでしょうか?


↑トリプルトラックくらいある幅員


↑タイヤの空気圧を下げているとトカゲ君がパトロールにやってきました

よく晴れた日曜日でしたが、通行量はほぼゼロ。オフロードタイプのオートバイと数台すれ違ったくらい。ただ、途中まではクルマが入っていたので油断は禁物です。あと、かなり蜂が多い感じがしました。巣作りが盛り上がるGW以降はくれぐれも注意しましょう。

ちなみに眺望は今ひとつ。東京湾に面した山肌を走るのだけれど、育った木々に遮られています。そのかわり、いい感じの桜や鳥たちのさえずりが登坂の苦しさを和らげてくれますよ。


↑1か所だけ木立が切れたポイントあり。久里浜の火力発電所が見えました


↑竹岡林道は通行止めのまま


↑突如広がる湿原ではカエルとトビの混声合唱を楽しめる


↑こういう桜が好きです


↑開通記念碑で車両通行止め(ハイカーはOK)

悲喜こもごもの山中線

金谷港に引き返し、15kmほど離れた山中線へ向かいます。南房総の山間部はコンビニが少ないので、補給は事前にしっかりと。吉尾は道の駅「保田小学校」でひと休み。廃校をリノベした施設はなかなかの盛況ぶりで、もちろんバイクラック完備。トイレもきれいですから、サイクリストの休憩スポットとしてもおすすめです。


↑ cafe金次郎のミルクソフトがめちゃウマ!

東京湾と太平洋を結ぶ長狭街道を東進して県道182号線「もみじロード」へ左折。レトロなバス停と「これぞ里山!」という風景が目印です。


↑日本人の本能に刺さる「原風景」がここにある、かもしれない

本日2本目のグラベルは、こちらも「完抜林道」の山中線。クルマの通行は制限されているようでしたが2輪は普通に入れました。最初は沢沿いのフラットダートでしたが、すぐに登りへ切り替わります。金谷元名線よりも傾斜がキツいうえ路面もアレ気味。眺望なし木立なしの日光直撃ロードなので、真夏は登りたくないなあ……。


↑これではクルマは通れませんね


↑金谷元名線ほどではないけど立派な幅員

前半の未舗装路も休み休み登りましたが、後半の舗装路はさらに難物でした(吉尾には)。コンパクトなブラインドコーナーの連続なのですが、曲がるたびに坂また坂。このカーブを抜けたら下りか?とすがる思いで抜けてみるとやっぱり坂、しかも10°超え。足も気持ちも折れてしまいましたとさ_| ̄|○


↑豊岡線の接続点も今回はパス(もう登りたくない)


↑そんな中に「ご褒美プレイス」をちょいちょい挟んでくるからタチが悪い(また来たくなる)

手掘りトンネルまでたどり着きたい!

今回は初の林道ライドということで、フェリー乗場に近く、グラベル初心者でも走りやすそうなルートを選んでみました。それでも、お釣りがくるほど大満足でしたが、次は手掘りのトンネルにもチャレンジしたいですね。

房総半島素掘りトンネルナビ
房総半島に数多く残る「素掘りトンネル」。林道にひっそり佇むトンネルはまるで別世界へといざなう入り口のよう。素朴なトンネルの内壁には美しい地層も浮かび上がり、ツーリング目的地としても人気です。主要な素掘りトンネルへの行き方やおススメルートなどをご紹介します。

洞窟のような手掘りトンネルのメッカは外房側の大多喜エリアのようですが、自走でアクセスしやすい東京湾側の林道にもいくつかは存在しているようす。子供の頃から暗いところはまったく得意ではないのだけれど、なんともロマンをかきたてられる佇まいには興味深々。せっかく房総半島の林道を走るなら、ぜひとも体験しておきたいスポットです。

吉尾エイチでした。m(_ _)m

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