【チューブレスレディ・ホイールのタイヤ交換:後編】つぶつぶ入りシーラントが効く?TLRタイヤの空気漏れを防ぐ「3つのメモ」

チューブレスタイヤが好き!

 

⑧焦るな!その空気漏れは30km走ったら治る……かも

持てる技術を全て使ってリムテープを貼り、エアバルブを吟味して、シーラントをしっかり注入しても、空気は漏れる時には漏れます。


↑液体のみのスタンズはしばらくバルブから漏れ出していました……

シーラント剤を注入した後はホイールをゆっくり回してタイヤ内に行き渡らせるのですが、それだけではなかなか固まってくれない時があるんです。そんな時には、バルブを睨んであれこれ悩むより、思い切って一度走りに行っちゃいましょう。

外気にあてながら、ホイールを回転させ続けたり、路面からの振動を受け続けさせたりした方が、屋内で放置しておくよりもシーラント剤は早く固まるようです。30kmも走り回ればたぶん大丈夫。今回学んだ最後の最後の秘訣です。でも、念のため携帯ポンプは忘れずに。


↑やっとニュータイヤ「シュワルベ ・プロワン 」でライドに出かけられます

その後の空気漏れは12時間で5%程度。標準的なレベルになりましたから、TLRタイヤ交換のミッションは一旦コンプリートです。やっぱり、TLRタイヤにシーラント剤の役割は大きいですね。

 

【推論】 TLRの乗り心地の良さをお手軽に楽しめる2つの方法

TLRホイール&タイヤの空気漏れは防ぐコツということで、前後編あわせて8つのポイントをあげてみました。作業している本人は半分楽しみながらやっているので問題ありませんが、メンテナンスが苦手な方からみたら「いくら乗り心地が良くても、そんなに面倒ならクリンチャーのままでOK」となってしまうのではないか?と。いや間違いなく思われてしまうな……

というわけで、TLRをもっとラクチンに楽しめる方法はないものか考えてみました。今回の騒動には大きく2つの原因があったので、それを回避できれば「お気楽TLRライフ」が待っているというストーリーです。

 

原因その1:タイヤ・ホイール・リムテープ・エアバルブ の相性が悪い

対策→マビックのUSTシリーズを使う

規格化されてないから、実際に組み合わせてみるまでパーツ同士の相性がわからないのがTLRワールド。そこにルールメイカーとして立ち上がったのがマビックです。全てのパーツ(シーラントまで)をトータルシステムとして構築しているから、ちゃんと組み上がってアタリマエ。タイヤのハメやすさも合わせて、「クリンチャーのように運用できるTLRホイール&タイヤ」という評価も定着してきました。あと、トレックグループのボントレガーもTLR推しのメーカーですから、各パーツの相性問題は解決しているのでは?と思います。

↑コスカボ、カッケーっス!

 

原因その2:ホイールを仕上げる技術力不足

対策→ リムテープがいらないTLホイールを選ぶ
ホイールそのものの気密性を高めることがTLRライフの第一歩ですが、誰もが最初から手軽にできる作業ではありません。実際、吉尾の技術力がもっと高ければ、もっとスムーズに進行できたと思うところもあります。なので、そういった“職人仕事”がいらないホイールを選んでしまうのも選択肢のひとつだと思います。TL仕様のホイールならばリムテープを貼る必要がありませんので、技術力不足でもノープロブレムです。

↑ TL仕様のカーボンホイールといえばコレ!

あと、3つ目の方法は、ショップにお願いしちゃうこと。テクニカルなことは全てプロに任せてしまうのも、もちろんアリ。 自分にあったやり方で、ぜひ一度、TLRの乗り心地の良さを味わってみてくださいね。

 

吉尾エイチでした。m(_ _)m

 

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