またもやグラベルバイクのニューモデルがリリースされました!ぱぱっと見ただけでも、市場のトレンドをしっかり押さえてくるキャニオンらしい一台になっています。でもちょっと待てよ。キャニオンにはすでに「グレイル」という個性的なグラベルバイクがあったはず……
というワケで今回は、グラベルバイク一年生の独断と偏見で、キャニオンの2つのグラベルモデルを比べながら新人グリズル君のチャームポイントに迫ってみたいと思います!
Grizl un gravel de baroudeur chez Canyon https://t.co/MArRFPcqcg via @bikecafefrance
— Bike Café (@bikecafefrance) 2021年5月23日
キャニオン・グリズルってどんなグラベルバイクなの?
グリズルのネーミングは、北米の森林に生息するハイイログマの通称“グリズリー”にちなんだもの。名前のとおり、ダート性能に振ったアドベンチャータイプのバイクのようです。
①タイヤ幅が太い
グリズルが一番のウリにしているポイントがタイヤクリアランス。デフォルトタイヤは45C、最大で50C(約2インチ)とスピード重視のクロスカントリーMTBバイクに迫る太さです。確かに700Cホイールで50Cが履けるキャパシティは貴重。未舗装メインで走りまわるサイクリストには手放せないモデルになりそう。
②フレームに合わせてホイールサイズを適正化
2XS・XSには700Cよりひとまわり小さい650B (27.5インチ)ホイールを採用。乗り手の体格に合わせたパッケージングになっています。と言いながら、クランク長は2サイズとも170mmだったり、ややチグハグな部分もあります。
それから。650Bホイールなら50Cタイヤを履けるグラベルバイクはけっこうありますからね。ちびっ子体型チームにはメリットがちょっぴり薄まる印象。
③軽量なSLXと積載性のSL
キャニオンに他のモデルと同じく、フレームの重量でグレードが分かれています。ハイグレードラインのSLXは、塗装や細かいパーツを含めたフレーム全体の重量を950gに抑えており、1×13速のグラベルコンポ「カンパニョーロ・エカル」搭載モデルはデフォルトで8.66kgとエントリークラスのディスクロード並みの軽さ。
一方、SLグレードは数百グラム重いかわりに、SLXにはないダウンチューブ下のグロメットを追加して積載性を高めています。吉尾的には外せないポイントです。
④あのアピデュラとコラボした専用バッグ
ほんとに商売上手というか、痒いところに手が届くというか。キャニオンのマーケティング力ってすごいですね。初めてグラベる方にも安心のバッグ類を同時リリース。
しかも、アピデュラの防水シリーズですから、カタチから入る人も性能重視な方も大満足なのではないでしょうか?コラボ企画なら価格をもう少し抑えてくれるとさらに良かった……
⑤実はオンロードもイケる?
メーカーサイトでは、潔く「×印」をつけられたオンロードライド。ですが、実際に乗ってみると悪くないようですよ。なんなら、タイヤを細くしちゃえば良いし、ね。
グリズルシェイクダウンでした。新世代のロードバイクやね #grizl pic.twitter.com/KQsnB9yqrr
— ともちん (@tomocinqo) 2021年5月29日
グリズルVSグレイルの注目ポイント
実は、メーカーサイトにズバリのページがあったりします。
キャニオンのグラベルロードバイク、あなたにベストなのはどちら?:グレイル vs グリズル
例にもれず「オン・オフ半々ならグレイル、オフロード重視ならグリズル」という内容になってます。でもですよ。グリズルがリリースされる前は、グレイルを「オールロード」にはカテゴライズしていませんでしたよねキャニオンさん!
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