中国の新興ライトメーカー「ガシロン」のライトを使い始めて4ヶ月が経ちました。1000ルーメンの明るさとリモコンの使い勝手の良さにとても満足しています。
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ガシロンといえば「コスパの良いライト」として語られることが多いのですが、最近の「高コスパ」という言葉は「低価格」と同じ意味で使われているような印象があります。コスパとは「コストパフォーマンス」の略ですから、「価格」に品質や性能といった「価値」をぶつけてみると良かった悪かったという話だと理解しています。
そこで、今回はガシロンのいろんなコスパに迫ってみたいと思います。コスパを判断する際には「○○と比べて」という基準も必要なので、個人的に自転車ライトの代名詞的ブランドだと思っているキャットアイのラインナップをベンチマークとして比較します。
400ルーメンクラスはキャットアイも健闘
自転車ライトは最大光量によって価格帯が分かれているので、コスパについても400ルーメン同士、800ルーメン同士で比較してみましょう。
まずは400ルーメンクラスです。比べるモデルは、ガシロン・V9C400とキャットアイ・VOLT400XC。ガシロンのベンチマークにするならば普通のVOLT400ではなく、ガシロン同様バッテリーを交換できないXCの方がマッチすると考えました。
ブランド | キャットアイ | ガシロン |
---|---|---|
モデル | VOLT400XC | V9C400 |
明るさ(lm) | 400 | 400 |
ランタイム(h) | 2.5 | 2.5 |
重さ(g) | 95 | 120 |
価格(円)※2 | 3,846 | 3,000 |
①明るさのコスパ | 1.0 | 1.3 |
②ランタイムのコスパ | 1.0 | 1.3 |
③軽さのコスパ | 1.0 | 1.6 |
①~③平均 | 1.0 | 1.4 |
【コスパの定義】
下記の①〜③について、キャットアイを1とした場合のガシロンのコスパを指数化(価格はアマゾン調べ)
①明るさのコスパ=価格÷最大光量(ルーメンあたりの価格が低い方が数値大)
②ランタイムのコスパ=最大光量のランタイム÷価格(時間あたりの価格が低い方が数値大)
③軽さのコスパ=価格÷重量(グラムあたりの価格が低い方が数値大)
※明るさの単位:ルーメンについてはこちら
>>【自転車ライトの明るさ考察】友達がいない人のための、必要条件にたどり着くリクツと仮説 | 凪ロード
総合的なガシロンのコスパは、キャットアイの1.5倍。確かに安いといえますが、数値化しにくい「配光」や「耐久性」も考えると、決定的とは言い切れない差だと思います。
800ルーメンクラスはガシロン・V9C800のコスパの良さが突出!
ブランド | キャットアイ | ガシロン | ガシロン |
---|---|---|---|
モデル | VOLT800 | V9C800 | V9C1000 |
明るさ(lm) | 800 | 800 | 1,000 |
ランタイム(h) | 2 | 1.3 | 2.5 |
重さ(g) | 140 | 120 | 183 |
価格(円) | 10,700 | 4,800 | 7,800 |
①明るさのコスパ | 1.0 | 2.2 | 1.7 |
②ランタイムのコスパ | 1.0 | 1.4 | 1.7 |
③軽さのコスパ | 1.0 | 1.9 | 1.8 |
①~③平均 | 1.0 | 1.9 | 1.7 |
キャットアイの800ルーメンクラスにはXCの設定がないので、普通のVOLT800との比較になってしまいましたが、それを差し引いてもガシロン・V9C800はのコスパはたいしたものだと思います。 バッテリー容量をVOLT800の7割にとどめるかわりにコストダウンと軽量化を追求するという割り切ったパッケージング。
コメント
うーむ、ふつふつとガシロンに興味が湧いてきてしまった…😅
yoshimotoya120さん
ガシロンの回し者ではありませんが、そう言っていただけると嬉しいです。
気のせいか、ブログで書かれてる頻度が高いんですかね❓
なんか最近ガシロンの名前が出てきます😆