【輪行バッグの選び方】縦型と横型、選ぶならどっち?

自転車グッズ・パーツ・工具

初めての輪行バッグに「タイオガ Hポッド」を買ってから、輪行気分がメラメラと盛り上がっている吉尾です。それにしても、輪行バッグって本当にたくさんの種類がありますね。ワタシも選ぶ際には相当迷いました。というワケで、今回は輪行バッグの選び方に迫ってみたいと思います。

 

電車輪行を考えるなら、ソフトカバーで前後輪を外すタイプが良いみたい

一口に輪行バッグといっても、大きく分けて4種類があります。ひとつはケース (カバー)の材質。旅行に行く時に使うスーツケースのような堅牢なハードタイプは、主に飛行機輪行に使われます。自転車は機内に持ち込めないから、手荒く扱われても壊れないようにガッチリとしたつくりが特徴。

↑こんなやつ

 

一方、通常の電車輪行では、ソフトカバータイプ(見かけはでっかいショルダーバッグ)が使われます。ただし、このタイプも収納の仕方とバッグの向きで3種類に分かれます。

①前輪のみを外して収納
②前後輪を外してタテに収納
③前後輪を外してヨコに収納

一番お手軽に荷造りできるのは①ですが、大きさが電車の持ち込み規制を超えてしまうものが多いようですから、現実的な選択肢は②か③になります。今回の記事では、その2つについて考えてみます。

  • 持ち込める荷物│きっぷのルール:JRおでかけネット

  • ↑タイオガ Hポッドは③タイプ

     

    コンパクトな縦型か?シンプルな横型か?

    タイオガ Hポッドを買う時にリサーチしてみたところ、輪行好きの方には②の縦型が支持されている様子。輪行バッグの幅がコンパクトになるので、電車内に置く際に邪魔になりにくいというのが最大のメリットです。

    ↑ 縦型輪行バッグといえばオーストリッチ

     

    ただし、リアディレイラーを地面に向けて立たせるので“エンド金具”という保護パーツが必須となります。あと、横型に比べて高さがあるので、小柄な方だと肩にかけた際に引きずりやすいというデメリットがあります。

    ↑エンド金具

    一方、横型は前後に長いため、かなりボリューム感があります。電車内はもちろん持ち運びの際も、引きずりにくい代わりに方向転換の際は人に当たらないよう気を使います。あと、縦型に比べると不安定で自立しにくいので注意が必要です。

    ↑横型はモンベルファン多し

     

    安全性重視か?軽量性優先か?

    素材の厚みの違いと、ホイールを入れる袋や間仕切りがあるかも考えるべきポイント。厚い素材ならバッグの耐久性も中身の保護力も上がりますし、間仕切りがあればフレームとホイールが直に触れ合うことを防げます。でも、バッグ自体がかさばり重くなりますので、安全性と軽さはトレードオフといえます。

    ↑間仕切りつきは安心だけど畳んだときにかさばる

     

    タイオガ Hポッドに決めた3つの理由

    あちらを立てればこちらが立たずで、なかなか悩ましい輪行バッグ選びですが、吉尾は3つの理由で横型×コンパクトなタイプにしてみました。

    理由その1:エマージェンシー用だからかさばらないものが良い

    出先での事故への備えとして輪行バッグを買ったので、使わない時のコンパクトさを重視しました。薄めの素材で耐久性は高くないかもしれませんが、軽さと省スペースが魅力。


    ↑ボトルケージに入るか?を目安にしました

     

    理由その2:作業は少しでもカンタンそうな方が良い

    そんなお守りがわりの輪行バッグだから、登場する頻度は少ないはず。きっと組み方を忘れてしまうので、少しでも単純な構造が良いな、と。横型はエンド金具が不要というのが気に入りました。


    ↑収納袋が縫い付けてあるのも地味に嬉しい

     

    理由その3:その気になれば縦置きもできるみたい……

    輪行バッグを買ってみたら、途端に輪行熱が上がって(まさに今ココ)、ガンガン輪行し始める可能性も考えました。そうなったら、やっぱり縦型の方が使い勝手が良いのかもしれません。

    横型輪行バッグにエンド金具をつけて、車内に置く時だけ縦使いされている記事を見つけて、これは良い!と。補強がないところに金具をあてるので、外カバーを傷つけないよう注意が必要ですが……。

    ↑かさばるけど、タテヨコ兼用という便利そうなモデルもある

     

    結局、輪行バッグは何を選べば良いの?

    輪行をガンガンするなら、車内で邪魔にならない縦型、持ち運びの手軽さならば横型、安全性を重視するならホイールカバー付き……輪行バッグって、タイプごとにメリット・デメリットがはっきりしているから、自分にとっての優先順位さえ決まれば、意外とすんなり選べるはず。

    >>輪行初心者向け?シンプル&軽量な横型輪行バッグ【タイオガ H-ポッド】の練習インプレ | 凪ロード

    今回の記事が皆さんの輪行バッグ選びに少しでもお役に立ったのなら嬉しいです!

     

    吉尾エイチでした。m(_ _)m

     

    コメント

    1. yoshimotoya120 より:

      畳んだ時のコンパクトさ第一でオーストリッチのL-100にしました。
      なんの不満もないですが、一点だけ困ったのがRDのロングケージ。
      そのまま収納しただけだとかなり袋が突っ張ってしまい、ぶつけやすそうで怖い、危ない、ということでケージを固定するのを工夫しました。

      タテ型ですからエンド金具必要ですが、定番のやつは角張ってて嵩ばるし重いしなので、樹脂製のモノにしてます。
      軽いし、畳んだ袋と一緒に収納できるので重宝してます。

      • 吉尾エイチ より:

        yoshimotoya120さん

        やっぱりオーストリッチのL-100は人気NO.1ですね!
        なるほど、樹脂製エンドパーツならば補強のない横型バッグにも使えますね。いつも貴重な情報をありがとうございますm(_ _)m

        • yoshimotoya120 より:

          いえいえ、こちらこそいつも参考にさせていただいてます。
          エンド金具は、樹脂製はときどき動く(ちょっと回ってしまう)ので注意が必要ではありますね。定番のアルミ製の方が恐らく固定力は高いんだろうとは思います。

    タイトルとURLをコピーしました