過去記事をリライトしました。書いた当時にはなかったシャドータイプのリアディレーラー(RD)が主流になったためです。シャドータイプはRDのアジャストボルトが移動しないので、ワイヤーの長さを決める作業がラクになりました。
シャドータイプとは、文字どおり“影のように目立たない”RD。MTB界隈では以前から採用されていたテクノロジーだそうです。RDの出っ張りが薄いので、走行時の空力向上と転倒時に壊れにくいというメリットがあります。
>>【105リアディレイラー新旧比較】RD-R7000とRD-5800を比べてわかった進化のポイント | 凪ロード
シフトケーブルの取り回しは、少しだけ長めな方が良い理由
ギアチェンジを快適に行うためには、ケーブルの長さが大切。長すぎるとインナーケーブルとアウターケーブルの摩擦が増えるので、レバーの “引き”が重くなります。でも、短すぎると、ハンドルを目一杯切った時にテンションがかかり、勝手に変速しちゃうようになります。
>>【日泉ケーブルのインプレ】リムブレーキの引きの軽さはワイヤーのクオリティとルーティングの見極めがキモ | 凪ロード
アウターワイヤーの長さを決める時は、ハンドルを左右いっぱいまで切って確認したうえで、その状態に2・3センチプラスすると良いと思います。長いワイヤーを詰めることはできますが、切り過ぎたものをつなげることはできませんから……。これは外装・内装どちらのルーティングにも当てはまることです。
内装式フレームの「あの長さ」はケーブルのクオリティで決まる
リアシフトの調子は、RDにつなぎ込まれるアウターケーブルの長さにも影響されます。ハンドルまわり同様、ここも長過ぎず短過ぎないことがポイント。従来型(シャドーでない)のRDは、変速ともにアジャストボルトが移動していくので、その分を織り込んだ長さを見極めるのがなかなか難しかった。
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