【自転車グッズ海外通販インプレ】bikeinnとwiggleの使いわけ=物欲をおトクに満たす法則

自転車の小ネタ

以前から気になっていたbikeinn(バイクイン)というECサイト。スマホで自転車アイテムを検索すると、何かにつけて上位に表示されるんですよね。いったいどれだけの品揃えをしてるんでしょうか?しかも、かなりのリーズナブルプライス!その一方で、同じ海外通販サイトのwiggle(ウィグル)に比べたらネットの情報が少なく、ビギナーにはちょっぴり手を出しにくい雰囲気もあります。


↑Googleのシークレットモードでもこんな感じ

そんなわけで今回は、初めてbikeinnでのお買物にチャレンジ!そのインプレをおとどけしつつ、お馴染みwiggleとの違いをまとめてみました。どちらもそれぞれに特徴があるので、使い分けがポイントになりそうです。(価格などの情報は全て2022.1月時点)

会社の比較

bikeinnはスペインのストア

bikeinnはスペインのTradeinn Retail Services SLが運営する総合スポーツECサイト。自転車のほかアウトドアやスキー、ランニングやダイビングなど13のオンラインストアの集合体のようになっています。特徴は幅の広い品揃え。取扱いは1500ブランド、75万アイテム以上のラインナップが強みです。


↑ bikeinnアプリのトップ画面

wiggleはイギリスのストア

早くから日本市場に浸透した自転車乗りには馴染み深い海外通販サイト。吉尾もちょいちょいお世話になっています。bikeinnと対照的なのは品揃え。コスパの良いオリジナルブランドが強みです。

↑実際ウエアのクオリティはかなり高いです

売上規模はbikeinnが上?

2020年の売上規模は、bikeinnが380億円、wiggleが270億円のようです。カテゴリーを手広くやっている分、bikeinnの方が大きくなるのでしょう。ネットで調べた限りですので参考程度に考えていただくと幸いです。同じデータベースサイトで日本のZOZOが1300億円となっていましたから、だいたい合っている感じです。

【データソース】

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Tradeinn's sales exceed expectations
Tradeinn, the Spanish e-retailer that runs several specialized international retail websites including snowinn.com, trekkinn.com, bikeinn.com, xtremeinn.com and...

品揃えの比較

自転車関連に絞って両社を比べると、bikeinnはリテーラー、つまり「商品を仕入れて売る」ことに徹していて、wiggleはそれに加えて「自ら作って自ら売る」部分が強み。ユーザー目線でいうと、bikeinnでは「シマノ製品」を買えることが最大のメリットなのではないかしら?wiggleではいつのまにか取扱いがなくなってしまいましたからね。


↑シマノ製品の取扱いは1000アイテム以上ありますがあまり安くはない印象。あと、パールイズミも品揃えあり!

一方で、wiggleのオリジナルブランドである「dhb」のウエアや「prime」のパーツ、そして「vitus」のバイク本体のコスパは群を抜いています。バイク本体といえば、bikeinnではほとんど取扱いがありません。コロナ禍の影響ばかりではなく、もともとパーツやグッズ中心に攻めているみたいですね。


↑スペシャライズドのエートスを買えるのにはびっくりしましたが日本より高い上、送料をみてさらにびっくり!なんだかよくわかりません

bikeinnはアイテム数がとにかく多いので、日本のアマゾンでもwiggleでも扱っていないモデルがごろごろしています。そういった意味では、ならではの掘り出しモノに出会える楽しさがありますね。


↑吉尾が購入したリッチーのハンドルは国内にもwiggleにも取扱いがないモデル

価格の比較

海外通販の大きな魅力はプライスの安さ。円安基調なので以前ほど爆安ではないけれど、それでも国内ECよりも値付けは低め。両社の価格はアイテムによりけりで比較しにくいのですが、みんな大好きなカンパニョーロのホイール「ボーラWTO45」の場合、送料込みで2000円ほどbikeinnの方が安かったです(2022.1月時点)。


↑レートの違いか、競合対策か?

もともとの価格は、bikeinnがスペイン企業なのでユーロ、wiggleはイギリス企業だからポンド。その為替相場の変動もあるし、得意なメーカーやアイテムの違いもありますから、買うタイミングや欲しいモノによって評価は変わると思います。ただ総じてセール時期の値下げはwiggleの方がより破壊的な印象です。

配送料の比較

ここについてはwiggleの方が優勢。一定の価格以上で送料が無料になるサービスは買物しやすいです。バイク本体など大型商品には別途送料がかかりますが、ホイールセットは無料対象。これは魅力的です。一方でbikeinnは買えば買うほど送料が嵩む従量制。例えば、ドリンクボトル1個なら1,000円、10個買ったら2,000円という具合に何段階かで増えていきます。荷姿のサイズを自動計算しているようですね。残念なのはバイク本体の配送料。なんだかよくわからない非現実的な値付けになっています。

 bikeinnwiggle
小物〜ホイールセットくらいまで従量制(約1、000円〜)1、744円(合計9、726円以上は無料)
バイク本体40〜50万円!31、153円

配送日数の比較

個人的には「wiggleの方が早い」と感じました。今まで4〜5回購入してきたけれど、2週間以上かかったことはありません。bikeinnとはアイテム(荷姿)と購入時期が若干異なるため、スクラッチで比べるわけにはいきませんが、年末年始を挟んだこと、国ごとにコロナの状況が異なることを考慮しても、実質1週間くらいの差があります。

【配送スケジュール】

 bikeinnwiggle
アイテムハンドルウエア
購入日12/241/5
発送日12/261/6
到着日1/161/14
所用日数23日9日


↑配送はのんびり派だけど、bikeinnのアプリはステータスが逐一モニターされるので安心感はあります


↑bikeinnの荷姿は段ボール箱をさらに袋に入れちゃう念の入れよう。ありがちな箱のつぶれもなし。好感度アップ

↑wiggle初購入のインプレはこちら

買物のしやすさ

アプリはどちらも重く、検索やソートのしにくさもどっこい。ログインやメニュー操作など、不具合の発生も甲乙付け難いレベル。一言で言えば、どちらも買物しやすいわけではありません。


↑wiggleのアプリってなんでこんなに重いの?吉尾のiPhoneの問題かしら?

ただし、日本語化へのこだわりはwiggleが一歩リードしています。bikeinnの日本語は機械翻訳剥き出しで、表現がおかしいところもチラホラ。bikeinnを知らない人が見たら、いろいろ怪しみたくなる見え方になっているところが残念。


↑意味はわかるけど。今後のアップデートに期待したい

日本で買うならwiggleかな、やっぱり。

両社共に得意不得意はあるけれど、トータルで考えたらwiggleの方が何かと買いやすいと思います。日本向けサイトwiggle.jpの売上は22億円。全体の8%を占めているので、日本語化の工夫や物流の最適化など、日本市場に対してそれなりにリソースを割いてくれているのでしょう。

【bikeinnとwiggle比較まとめ】

bikeinnwiggle
品揃え幅広いやや狭いがオリジナルブランドが出色
価格あまり安くないものもある総じて安い&セール時期は暴力的!
配送料買えば買うほど増える一定金額以上は無料
配送日数ややのんびり国内並みに速い
買物しやすさ日本語化がイマイチbikeinnよりはこだわっている

沸き立つ物欲をおトクに満たすには、まず国内サイトとwiggleを探す→見当たらなければbikeinnをあたってみる。そんな買い方がおすすめです!

吉尾エイチでした。m(_ _)m

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