前回の記事では、多摩サイ・デビューについて書かせていただきましたが、今回は自宅から多摩サイまでの道中をば。実はこのコース、吉尾にとってはスポーツ自転車の原点。
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初めて手に入れた中古のクロスバイクで、東京駅から横須賀まで、文字通りえっちらおっちら下ってきた道なのです。
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あれから5年。中断している時期もあり、たいした距離は乗れていませんが、それでも改めて同じコースを走り直してみると、多少は進歩を感じられたり……。ちょうど良いタイミングですから、これまでの自転車ライフを振り返ってみることにしました。
初ライドの平均速度はトホホな7km/h……
5年間で約3倍速くなった!なんてね(^^)
ヤフオクで落札した中古のクロスバイク「ジオス・ミストラル」を東京駅で受け取り、横須賀まで自走で戻ったのが5年前。自転車通学していた高校を卒業して以来、四半世紀ぶりのペダルの感触は今でも忘れられません。
ライドの記録を見返してみると、平均速度はなんと7km/h。休憩や買物(ライトや予備チューブを途中で買いながら戻った)込みの時間とはいえ、あまりにも遅い……途中から、おしり→腰→脚→腕・肩と、身体中に疲労と痛みが広がってどうにもならず、歩道をトボトボと戻ってきました。σ(^_^;)
それが何ということでしょう……今では20km/hに迫る勢い(休憩込み)ではないですか!誇れるペースではないけれど、初ライドのダメぶりに比べたら格段の進歩(^^)
↑この劇的な(笑)スピードアップには、一体何が起こったのか!?
スピードアップの仮説①
フレーム・コンポ・ホイールなどなど機材の恩恵か?
この5年間で一番変化したのは機材。アルミのクロスバイクからアルミのロードバイクを2台乗り継ぎ、昨年からはめでたくカーボンバイク!3割軽量化された上に乗り心地が良くなっています\(^o^)/
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●バイクスペック比較表
項目 | 【5年前】 ジオス ミストラル | 【現在】 メリダ RIDE3000 |
クロスバイク | ロードバイク | |
フレーム 材質 | アルミ | カーボン |
重量 | 11.0kg | 7.9kg |
コンポ | 8速 | 11速 |
ホイール | WH-R500 | WH-6800 |
スピードアップの仮説②
ウエアやシューズの効果も侮りがたい?
5年前は服装もバッグもタウンユース。当然、シューズもスニーカーです。専用のバイクウエアとは動きやすさと疲労度が違います。特に最近購入したボントレガーのビンディングシューズはめちゃめちゃ漕ぎやすく、スピードアップへの貢献度は高いと思います。
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●ウエア・シューズ比較表
項目 | 【5年前】 | 【現在】 |
トップス | 普通のカットソー | ジャージ |
ボトムス | 普通のカーゴパンツ | レーパン |
シューズ | 普通の スニーカー | ボントレガー ビンディングシューズ |
グローブ | 作業用 | 自転車用 |
スピードアップの仮説③
機材への投資はモチベーションアップ!
フィジカルはあとからついてくる……のか?
機材やウエアをグレードアップすると、格段に気持ち良く走れる(プラシーボを含む)ので、すっごく速くなったような気になりますが、それだけで3倍にはなりませんね、やっぱり(^^)では、何が効いたのかといえば、ここ1カ月ほど、ライドの仕方を変えたこと。
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半年間のブランクでダメダメになった体力に、この異常な暑さですから、昨年のようなロングライドは断念。20kmくらいの短いコースを、走れる日は必ず走るようにしていました。距離が短いので、出来るだけ速く、出来るだけ休まず……大げさに言えば、毎回タイムトライアルをしていたワケです。
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そんな感じで「今回は前回より速く!」をテーマに続けていると、1ヶ月も経てば多少はパフォーマンスが上がってくるものです。長い距離を乗れなくても、やりようがあるっことですね。(元が遅過ぎなだけ_| ̄|○)
●7〜8月の平均速度推移
回数 | 平均速度 | 距離 |
1 | 11km/h | 17km |
2 | 11km/h | 20km |
3 | 15km/h | 20km |
4 | 19km/h | 20km |
5 | 16km/h | 20km |
6 | 20km/h | 20km |
7 | 15km/h | 20km |
8 | 20km/h | 20km |
9 | 21km/h | 26km |
10 | 21km/h | 26km |
※休憩・信号等、停止時間含む
<まとめ>
機材への投資はモチベーションアップ!フィジカルは後からついてくる……のか?
自分で書いてしまったとおり、ことスピードアップに関しては機材のコスパってあんまり良くなかったりします。自転車は “機材スポーツ”とはいうけれど、使ったお金のぶん速く走れるようになるなら、リッチな人はみんなプロになれちゃいますから(^^)
実は誰もがそれをわかっていながら、買っちゃう。なぜか?気持ち良さが格段にアップするからではないでしょうかね。今よりもハイグレードなフレームやパーツは、よりスムーズだったり、よりクイックだったり、よりラクができちゃったりします。それを体感したいから買っちゃう。そういう、エモーショナルなコスパは抜群だと思います。
そして投資した分、ロードバイクに乗るのがさらに楽しくなれば、バイクに乗る回数が増え、結果カラダも鍛えられて速くなる……かもしれない。そんな本末転倒のような楽しみ方もホビーサイクリストならアリですよね!
結局何を言いたいかですって?
「これからも、買います!(遅いけど)」
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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