わが家には犬と猫がいます。いるんですけど、吉尾自身は子供時代からペットには縁が薄く、犬も猫も嫌いではないけれど、自分で世話をしてまで飼いたいとも思わない、関心度はそんなレベルでした。
しかし、犬担当だった息子が数年前に独立したタイミングでなし崩し的に引き継がれ、散歩だのエサやりだのシャンプーだのと世話を焼いているうちに、それなりに愛情が湧いてしまったようで。こんなモノまで買ってしまうくらいまで成長(?)しました。
これをきっかけに、犬柄のサイクルグッズでも揃えてみようとかしらと探してみると、意外にないんですね、犬モチーフ。猫柄は結構見かける印象があるのですが……。そういえば「猫動画」はたくさんあるけど、「犬動画」って猫ほど多くはないかもしれません。というわけで今回は、衝動的に興味が湧いた“サイクル業界の犬事情”に調べてみることにしました。
“with DOG”が目立つ犬派のサイクルグッズ
とりあえず「サイクルグッズ 犬」でググって見ると上位を占めるのは、犬を自転車に乗せるためのカゴや自転車で散歩するためのリーシ類がほとんど。犬“柄”のサイクルグッズに絞ると、ほぼワールドサイクルさんの独壇場でした。犬好きはモチーフより実物とできるだけ一緒にいたい、と思うものなのかもしれません。
犬柄のサイクルグッズが少ないのはなぜ?
一方、猫柄もやっぱりワールドサイクルさんが中心にはなるのですが、犬よりはバリエーションが多かったです。“猫よりはやや犬好き”派としてはちょっぴり悔しい気もするので、その理由を考えてみました。何かわかればビジネスのネタにできるかもしれませんし。
仮説①
犬好きは今や少数派?
まずは市場規模的なところから。犬を飼っている人は犬モチーフグッズを買い、猫を飼っている人は猫モチーフグッズを買うと仮定すると、少ない犬グッズの供給量に対して犬派のボリュームが大きければ、セオリー的には市場参入の余地ありです。
ネットで犬と猫の飼育頭数を調べてみると、2017年から猫が犬を上回りはじめ、年を追うごとにその差は開くばかり。猫の飼育頭数 は増え続けているのに、犬は減り続けています。個人的には、独り暮らし世代の増加と高齢化に連動しているのではないかと思います。犬はしつけや散歩など、自立している猫に比べると何かと手がかかりますから。話が脱線しちゃいましたけど、要はダウントレンドのマーケットには新商品が生まれにくいわけで、猫柄よりも犬柄の方が少ないことも、まあ納得です。
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