今まで4足のビンディングシューズを試してきた吉尾。失敗もしましたが、ようやく自分の足型にマッチしたブランドとサイズを見極められるようになってきました。でも、ひとつだけどうにもできなかった悩みがあるんです。それは走行時の「甲の痛み」。最初は問題なかったジロのプライベーターでも、履き込むにつれて甲の痛みと痺れが再発。50kmを超えるライドではかなり気になるレベルです。
それが先日、ほんの些細なことでサクッと解決しちゃいました!「これまでのあの手この手はなんだったのか?」と拍子抜けするくらいカンタンな工夫ですが、同じ痛みに悩むサイクリストさんのお役に立てれば幸い。
なんと、結び目を外側にズラすだけ!
そうなんです。ライドの休憩中にシューレースを結び直す際にふと浮かんだアイデア。シマノやフィジークのBOAシューズには、甲の合わせ目を外側にオフセットしたものが多いですよね?それを思い出したんです。
グラベルバイクに適したフィジークのシューズ「テラ」から2モデルをピックアップ。ロードシューズのようなスマートなデザインの「パワーストラップX4」と、オフロードライドに対応するオールマウンテンシューズ「エルゴレースX2」です。https://t.co/FuTx7JkLiu@RIOGRANDE_KAWA
— サイクルスポーツ【公式】@6月号は4/20発売 (@cyspo) October 1, 2021
その時すでに甲の痛みは最高潮。「こんなことで治るなら苦労しないし……」と思いながらもやってみたら痛みも痺れもサクッと解決!休憩場所が山の中だっただけに、なんだか狐につままれたような気分です。が、街場に降りた後も再発することはなかったので、吉尾の足型にはこの方法がフィットしているのだと思います。
今まで試した「甲の痛み」対策
長年の悩みを解決できたわけですから、喜ぶべきことなんですけど。今まで試してきた工夫はなんだったのか?という思いがないと言えばウソになります。せっかくなので、紐ぐつ以外の解決策もまとめておきますね。
①タンにスポンジを挟む
やまめの学校で教えてもらった方法です。手軽なわりに効果的ですが、長距離になるとやはり痛むことがあります。
②滑り止め付きソックス
靴の中で足が泳がないようにしたらかなり改善しました。DIYより市販のノンスリップタイプの方がおすすめ。
③BOAワイヤーの加工
リンタマンのシューズを真似してDIYをしてみましたが、効果は今ひとつ。
④ユルめに履く
締めつけるよりは確かに改善しますが、ペダリングしにくく疲れやすい。限度を超えたルーズな履き方はおすすめできません。
サイズが合っているにもかかわらず、ブランドを変えても同じように甲が痛くなるってことは、おそらく吉尾自信のペダリング(が下手なこと)が問題。ただ、どうすれば良くなるのわからないんですよねえ……。
甲が痛くなりやすい方にはオフセット・シューズがおすすめ!
というわけで。結局、機材に頼ってしまう吉尾。結び目をオフセットするだけでは”やっぱり”うまくいかなかった時のために、甲の合わせ目がオフセットされているシューズをピックアップ。個人的な好みでSPDタイプに絞っています。
フィジーク
テラ・エルゴレースX2
フィジークのシューズは試し履きをした限りでは相性良さげ。カジュアルなデザインとジロのプライベーターよりさらに”歩き”へ振ったコンセプトが最近のライドスタイルにマッチする気がしています。
シマノ・RX8
オフロードシューズとしては驚異的な軽さとシュッとしたシルエットが魅力的。シマノのシューズと相性が良かったら、間違いなく買っていたモデル。
ノースウェーブ・レイザー2
デザインと色遣いがめっちゃ好みなノースウェーブ。狭めの足には絶望的にアンマッチな木型が残念すぎる。ワイドな足の方ならおすすめできます。
リンタマンから新作シューズ「A-1」が発売|サイクルスポーツがお届けするスポーツ自転車総合情報サイト https://t.co/1Gp4NPr2VR @サイクルスポーツ.jpより
— 吉尾エイチ (@eichi_yoshio) May 6, 2022
改めて調べてみると結構ありますね、オフセットシューズ。甲の痛みにお悩みならば一度は試してみる価値アリです。あ、締め方の自由度が大きいレースシューズももちろんおすすめ!
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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