グラベルバイクを衝動的に買ってしまってあとで、ちょっぴり迷ってしまったのがペダル選び。
それまではロードバイクでしたから、踏みやすさを重視して3つ穴クリート用ペダルを使っていました。ブランドで言えばシマノのSPD-SLとルックです(タイムとスピードプレイは未体験)。
一般的にロードペダルはクリート形状=ブランドだし、軽ければ軽いほど高価。なので、お気に入りのクリートが決まれば、あとは予算と重量が折り合うモデルを探せば良かった。
外しやすく歩きやすいSPDペダル
でも、オンオフ両方の道を走るグラベルバイクの場合、ペダル選びの選択肢は大きく広がります。
主流はMTBから生まれたSPD系(2つ穴クリート)ですが、険しいグラベルで時にはバイクを担いだりするために、フラットペダルを愛用する方もいます。そして、オンロード中心ならあえてロード用の3つ穴クリートで貫き通してしまうのもアリ。
吉尾が走るのは、ほぼオンロードになるだろうからフラペは除外。とはいえ、以前よりバイクから離れることが増えそうなので、ペダルから外しやすく、歩きやすいSPDタイプに切り換えることにしました。
使い勝手のバランスが良いペダルを見つける5つのポイント
オンロード中心とはいえ、グラベルを見つけたらもちろん走ってみたい。だけど、なにぶん初心者ですからね。コケそうになったらパッと外れるペダルが良いのです。たぶん、ストップ&ゴーの頻度もアップするからペダルキャッチかラクならなお良し。
そんな都合の良いペダルがあるのかわかりませんが、とりあえず、自分がグラベルペダルに求める5つのポイントに合わせて、各社のラインナップから「これは!」というものをピックアップしていきましょう。あくまでも”初心者用”の視点で、なるべくリーズナブルなモデルでまとめています。
①グラベル重視なら片面フラット
最初に頭に浮かんだSPDペダルは、スニーカーでもビンディングシューズでも使える「片面フラット」タイプ。街乗り用におすすめされることが多いけど、グラベル初心者にも良いのではないか?と。
舗装路はビンディング面でペダリング効率を上げ、グラベルではフラット面を使って落車にも素早く対応……。ソールがスニーカーに近いSPDシューズならそんな使いわけもできるわけで、初心者としてはかなり安心。
シマノ・PD-EH500
片面SPDペダルの代名詞だったPD-A530の後継モデル。フラット面にはスパイクが打たれより滑りにくく、ビンディングにはライトアクションタイプが採用されより外しやすく進化。
クランクブラザーズ・ダブルショット2
頑丈なアルミボディのデザインがかっちょ良く、ロード並みに短い52mmのスピンドルも魅力。だけど、ちょっと重いんですよねえ。
KCNC・クリップレスプラットフォームペダル
アルミの切削加工を得意とするメーカーならではの削り出しワンピースボディがクール!フラット面はスパイク仕様で、オフロードでも滑りにくそうです。片面フラットの中ではダントツの軽さも魅力。
片面フラットペダルの難点は一部をのぞいて重量が嵩みがちなところと、キャッチが1面しかないのでペダルを拾いにくいところ。かつて、ロード用SPDペダルを使っていたときには発進でもたついたことがしばしば……不器用さは相変わらずなので、グラベルでの安心感とオンロードでのイージーキャッチを両立したペダルが良いなあ。
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