【グラベル初心者におすすめのビンディングペダル8選】SPDペダル選びに迷ったら「バランスの良さ」に注目

ロードバイクのシューズ&ペダル

②舗装路重視なら軽さとケージ付き

オンロードでの快適さを求めるなら軽量で踏みやすいタイプを選びたい。最近はSPDシューズでロードバイクに乗る方が増えてきたせいか、3つ穴クリートペダルのような踏面を持つ「速そうな」モデルも登場。

クランクブラザーズ・キャンディ1

ローディにも愛用者が多いクランクブラザーズ・キャンディ1ペダル。そこそこの踏面を確保しながらも、樹脂ボディで軽量化しているところが人気の理由でしょう。ペダルを拾いやすそうな4面キャッチもグッドです!

タイム・シクロ2

昨年リリースされた「グラベル用」ペダルですが、ローディにも受け入れやすいディテールが特徴。対応クリートはタイムの2つ穴タイプ”ATAC “です。キャッチは1面ながら、タイムのロードペダルで定評がある「I-clic(アイクリック)」採用しているのでつけ外し自体は楽ちんなのだとか。さらに、エントリーグレードの「2」でも両足で約300gと軽さにも拘っているところもロードペダルっぽい。

MTBペダルって堅牢性を重視するので、重量と価格のバランスがロードバイクと真逆で戸惑うこともあるけど、シクロシリーズはローディにもわかりやすいグレードディング。さらに軽量なトップグレードはお約束のカーボンボディです。

③ペダルを拾いやすいマルチキャッチ

SPDペダルならではの機能として、個人的に見逃せないポイントがここ。クリートを接続するビンディングが複数付いているから、青信号で発進する際の「ハマらない」ストレスをサクッと解決してくれそう。

シマノ・PD-M520

SPDペダルといえばこんなスタイルを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?個人的にはもっともスタンダードなSPDペダルだと思います。

2面キャッチだからロードペダルのようにペダルの裏表を気にする必要はありません。バンと真上から足を踏みつけるだけで接続OK。ケージ付きほどではないけれど、ある程度の踏みやすさも確保したバランス型のペダルです。

クランクブラザーズ・エッグビーター1

シマノのキャッチが2面なら、クランクブラザーズはその倍の4面!さらにハメやすいペダル。オフロードでのドロ詰まりを徹底的に排除したメカメカしいデザインがカッコ良いですね。その反面シューズの接地感が弱くなるため、人によっては馴染めない場合もあるみたいですね。

④ Qファクターを狭める

MTB発祥のSPDペダルは、ゴツいシューズとのマッチングやスタンディングの安定感を重視しているため、ロードペダルよりもスピンドルが長め。ですが、ただでさえワイドなグラベルバイクのクランク幅(Qファクター)をこれ以上広げたくはないので、ペダルのスピンドル(軸)はできるだけ短くしたいんですよね。

ディズナ・クロス 48ペダル

ロードバイクでも愛用していたディズナの48ペダルには、両面SPDタイプもラインナップ。スピンドルは48ミリですから、標準的なSPDペダルよりも7ミリ程度Qファクターを狭くできます。でも、選んだシューズがゴツいので、スピンドルが短いと内側を擦ってしまうかも。

⑤ シューズをリリースしやすい

SPDペダルを調べていくうちに、片面フラットペダル以外でも落車対策ができることに気がつきました。要は、コケそうになった時にパッと足が外せれば良いわけですから。

↑シマノのマルチリリースクリートは外しやすく外れにくい!

ペダル側で言えば、キャッチのテンションを調整できる機能やシマノが「ライトアクション」と呼んでいる弱めのスプリング仕様。クリート側で言えば、クランクブラザーズの「イージーリリース」とかシマノの「マルチリリースクリート」。うん、フラペじゃなくても良いかもしれません。


↑ 「イージーリリース」はスタンダードより足を捻る角度が浅い

価格とスペックのベストバランスはクランクブラザーズ・キャンディ1か?

で、①〜⑤のポイントをまとめた表がこちら。

ブランドシマノクランクブラザーズタイムKCNCディズナ
モデルPD-EH500PD-M520ダブルショット2キャンディ1エッグビーター1シクロ2クリップレスクロス48
ケージ付き片面フラット片面フラット片面フラット
キャッチしやすさ2面キャッチ4面キャッチ4面キャッチi-clic2面キャッチ
外しやすさライトアクションテンション調整イージーリリースi-clicテンション調整
スピンドル長N/AN/A52mm52mm52mm53mmN/A48mm
重量(ペア)383g380g395ℊ294g290g292g330g283g
価格(税込)※9400円4600円10500円6400円6400円9400円9700円7800円

※楽天調べ、△別売クリートで対応

最後まで迷ったのがキャンディ1とシクロ2。どちらも軽量で踏みやすく、そして外しやすそう……。シクロ2のデザインにはかなり心を惹かれましたが、ペダルの拾いやすさを考えると「やっぱり、1 面より4面だよね」。しかもお値頃。ということで、初めてのグラベルペダルはクランクブラザーズ・キャンディ1 を試してみることにします!


↑ていうか。すでに試し中!

吉尾エイチでした。m(_ _)m

コメント

タイトルとURLをコピーしました