“Qファクター”とは本来、左右のクランクの間隔を指しているようですが、当ブログではクランクからペダルの踏み面までの寸法という定義でおおくりします。
クランクにせよペダルにせよ、両足の離れ具合をどのくらいにすれば良いのか?というお話です。ただ、クランクを交換するのは大ごとですから、ペダルを交換したり、スペーサーをかませたりするのが一般的ですよね。
すっかり前置きが長くなりましたが、要は、「ペダルの位置を外側に広げたら非常に良い具合だったので、その件について書いてみした」という内容でございます。
やまめの学校で自分のカラダの特徴に気づく
かつては、「低身長(167cm)=狭Qファクター」という思い込みで、軸の短いペダルを愛用。でも、泊まりがけのライドで、バイクとベッタリ過ごしていたら、足の置き所を窮屈に感じるようになりました。で、標準的なペダルに戻しました……今回はそれ以降のお話になります。
>>狭ばめていたQファクターをノーマルに戻して300km走ったインプレッション | 凪ロード
数ヶ月前に、あの「やまめの学校」にお邪魔した際、カラダの状態を簡単にチェックしていただきました。吉尾の股関節は外に開いているそうなんですね。両膝はしっかりくっつくのでO脚ではないようですが、仰向けに寝て下半身を脱力すると、確かにつま先がカクッと外側に開きます。
>>【やまめの学校(MTB)に初参加】楽に。楽しく。を大実感!もう、あと戻りできないかも…… | 凪ロード
「だからダメ」ということではなくて、そういうカラダのつくりなので、それに合わせた乗り方をした方が良い、ということみたいです。それ以来、つま先を外側に向けてペダリングするようになりました。
すると今度は、カカトの内側がクランクにこすれてしまい、どうにも落ち着きません。それならばいっそ「ペダルの間隔を広げてしまえ」ということで、お試しで2センチのスペーサーを取り付けてみました。
足の裏の中心でペダルが踏めるとチカラが伝わる、気がする
クランクとペダルの間が2センチも広がると、見た目はスカスカ。正直なところ、取り付けた直後からやっちまった感満載でした。が、いざ実走に出かけてみると、これがまた結構良い感じ。つま先を外側に向けてペダルを回すと、可動する方向がカラダのつくりにマッチして股関節が大きくラクに動きます。もちろん、懸案の“カカトこすり”も解消されました。
Qファクターが広がったことで、ペダル上の足の位置も改善されました。これまでは、少しでも足が開くようにクリートを一番内側にセットしていましたから、脚力が伝わるのはペダルの外寄りになります。
でも今は、ペダルとクランク間の余裕を活かしてクリートを外側にズラせたおかげで、ペダルのど真ん中を踏めるようになりました。プラシーボかもしれませんが、ひと踏みの効率が上がって、心持ち重めのギアを使えるようになった気がします。
コメント