⑤必ず店員さんにフィッテイングしてもらおう
たくさんのビンディングシューズを試せるお店が見つかったら、セルフではなく必ず店員さんにフィッティングをお願いしたいもの。コロナ禍の今は十分に配慮しなければなりませんが、その手順やコミュニケーションの内容で、靴の知識の有無がわかります。
まず、サイズの計測をする。フィッティングはかかとで合わせる、足指を自由に動かせるか確認、などのポイントが押さえられていれば及第点。「サイズはおいくつですか?」と客本人にいきなり聞いてくるようなお店には本格的な接客を期待できないので、自分自身の感覚を研ぎ澄ましましょう。
⑥合わせたいソックスやインソールを決めておく
シューズ選びはシビアな作業。洋服と違ってミリ単位の攻防になりますから、ソックスやインソールの厚みでフィーリングはガラッと変わります。試すときには一番のお気に入りを身につけていきましょう。
⑦できればライド中に試着する
「靴は夕方に買え」。普段履きを選ぶ際にもよく言われることですが、足のサイズは1日の間にジワジワと変化します。たいがいの方の足は夕方になるとむくんでくるので、最大化した足のサイズに合わせて靴を選ぶべし、ということ(個人差があります)。
一方、ビンディングシューズの場合はライド中の足に最適化したいわけだから、試履きもその状態で行うのがベスト。ついでにウエアとのコーディネートも確かめられるので一石二鳥です。
美容院の帰りに、ボントレガーのシューズを衝動買い!どうしたんだろ俺(^^) pic.twitter.com/lcl7WyoH9i
— 吉尾エイチ (@eichi_yoshio) 2018年7月29日
絶対に買ってはイケない靴とは……
吉尾がビンディングシューズを選ぶ時に大切にしていることは以上ですが、「全てをクリアするなんてムリ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そんな方には消去法で“自分に合わない靴”を見分けるポイントを。
①足指に靴先が触れる
吉尾が以前ミスったケースがこれ。足先のカタチが合わず足の指が靴の内側に触れる靴は、それがほんの少しだけであっても避けた方が無難です。
立っている時は、うっすらと掠るくらいならなんとかなりそうな気がするんですよ。でもね。いざペダルを回し始めると、数キロでいたたまれなくなります。足指を自由に動かせる程度の靴先“ゆとり”はマストです。ブカブカすぎるのも考えものですけどね。
②カカトが緩すぎる靴
「靴はカカトで履く」。こちらもシューズ・フィッティングのセオリーのひとつ。靴づくりにおいても、カカトの作りがいい加減なものはどんなにステキなデザインでも良い靴とは言えません。
ビンディングシューズでも同様で、カカトが緩すぎる靴は引き足の際にカパカパしちゃいますし、踏み足の時も靴の中で足が前にズレて非常にストレスを感じます。カカトの内側は調整しづらい部分ですから、できるだけフィットするモデルを選びたいもの。
でもですね。吉尾の経験上、スポーツシューズでカカトがタイトな造りになっているものにであったことはありません。靴幅の狭いモデルはありますが、総じてカカトは大き目です。ないものねだりをしても仕方がないので、それ以外の部分(指先や土踏まずのカーブ)でフィット感を補っていくのが現実的でしょう。
次回は、フィット感を確かめるポイントと足型別のおすすめブランドに触れてみたいと思います。
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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