③ 165ミリだからといって早く回せるわけじゃない
ショートクランク=高回転と語られることが多いのですが、テコの原理が弱くなるため、同じギヤ比ならペダルを重く感じるようになります。
そして踏み込みが重くなるなら、同じトルクで踏んだ場合、ケイデンスは落ちてしまいます。脚をラクに回せるメリットを加味しても、ケイデンスは170ミリクランクと同等。
④ 165ミリは疲れにくい
先に書いたとおり、脚に余力を感じます。
メリットも デメリットも体感的にはちょうどトレードオフになりました。ここでモヤモヤしてしまうのは、デメリットが我慢できないほどのものか?ということ。
クランクを短くした時はそれなりに手応えを感じたのですが、元に戻したからといって「漕ぎにくくて困る」ほどでもないんですよねえ。交互に乗っているうちに、どちらにも慣れてしまったからなのかもしれません。
クランク長よりQファクターの広がりが気になる
その一方で、どうしても馴染めない気がして仕方がないのが「左右のペダル間隔」。いわゆるQファクターについては、狭くしたり広くしたりいろいろ試してみた過去があります。
紆余曲折の末、ロードバイクのスタンダードである250ミリ(ペダル込み)に落ち着きましたが、グラベルバイクでは再び“沼”に逆戻り。クランクのQファクターがロードバイクより20ミリほど広いため、なんだかヒザの軌道が落ち着つがないんですよね。
試しにローラーバイクのQファクターもグラベルバイクに揃えてみましたが状況は変わらず。吉尾の“鈍感力”を上回る違和感は残ります。
とはいえ、明らかに進みにくいとか、痛みが出るとか、そこまでのものではないので余計にモヤモヤしちゃう。まあ、グラベルバイクのインプレを読み漁ってみても、Qファクターのフィーリングに触れているものは皆無。おおらかなグラベルバイクに、ロードバイクのような繊細さを求めること自体が、そもそも間違っているのかもしれません。
効果を見える化してくれるテックなフィッティングサービスがあるらしい
クランク長にせよ、Qファクターにせよ、「違和感があるからなんなんだ?」というところがボンヤリしていて、体感の良し悪しだけで判断しようとしているから結論がでない。タイムが縮まったり、パワーが上がったり、そんなわかりやすい効果が目に見えれば一発なんですけどね。
そこで思い出したのが、グラベルバイクを購入したショップで勧められたフィッティングサービス。なんでもモーションセンサーを搭載した特殊なマシンで、自分のカラダにマッチしたポジションを定量的に提案してくれるらしいです。
>>フィッティングのすすめ 【RETUL FIT】 | キャノンデール横浜
フィッティングというとガチ系ローディ専用のイメージありますが、スペシャライズドの「リトゥールフィット」はエンジョイライダーにも効果を実感できるのだそう。お値段がなかなかのものでしたのでその時は見送りましたが、このモヤモヤした気分がクリアになるなら考えてみようかしら……。
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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