「自転車で城ヶ島まで行ってみたい!」
中学3年生の長女(娘ちゃん)が、高校受験も追い込みの1月に突然そうのたまった。受験のプレッシャーで「遠くに行っちゃいたい病」を発症していたに違いないのだけれど、何割かは義務教育終了を控えた彼女なりの、父親に対する精一杯の気遣いなんだと思います(えぇコやわ~)。
娘ラブな父としては
「ひゃっほー!すぐ行こう!!今すぐ行こう!!気が変わらないうちに。」
と言いたい気持ちをなんとか気合で押さえ込んで、試験から発表までの一番宙ぶらりんなリラックスしている時期に決行することにしました。
◆絶好のサイクリング日和!城ヶ島&三浦海岸の河津桜ライドにGO!
わが家から城ヶ島までは往復最短で40キロちょっとですが、なんとかシーズンに間に合いそうな三浦海岸の「河津桜」も見に行くことにして、合計50キロコースにチャレンジします。
娘ちゃんのサイクルライフといえば、週に数回、近所の塾に乗っていく程度ですし、愛車は20インチのミニベロ。ワタシもワタシで、彼女の受験の手前、年初以来「ライド断ち」をしていたから、こまめに休憩を挟んでのんびりとポタリングを楽しむつもり(だって、早く帰ってきちゃったらもったいないでしょう?)
9:30 出発
晴天、気温13℃、ほぼ無風。神の祝福すら感じる絶好のコンディションの中、出発!
ちなみに、娘ちゃんの愛車はダホン・ボードウォークの「ラスティ君」。もともと親戚の家でサビサビになっていたのを整備したのだけれど、わが家でも青空駐輪なので、やっぱりサビサビのまま…という不憫なコです。
でも、娘ちゃんは大のお気に入りで、ミニベロの取り回しの良さが気持ちよいのだそうな。
≫ ダホン・ボードウォークの整備記録はこちら
・いまさらですが、北下浦海岸通りのマイルストーンに「自撮り台」発見!
最初の休憩は、北下浦海岸通り(野比海岸)。三浦半島の「自転車半島宣言」施策の一環で整備された全8ヶ所の「マイルストーン」のひとつ。
↑モチーフは道沿いに咲く3万本の水仙。地元のボランティア団体の方が手入れをしてくれています。
自転車乗りのためのスポットですから、バイクラック設置は当たり前。トイレもすぐ近くにあります。しかも、マイルストーンとツーショットで撮れる「自撮り台」まで完備!ボッチでもグループでも楽しめるよう至れり尽くせりですね。海沿いの遊歩道の一角というロケーションは本当に気持ちよい!ライドの一休みにぜひお立ち寄りください^^
↑スマホを差し込むスリット付!
・三浦半島ローディのメッカ、宮川公園
その後も何度か、撮影タイムをはさみながら、10キロ先の宮川公園を目指します。このブログでも何度かご紹介していますが、坂を上りきったところにある公園なので、三浦半島にくるローディさん達は必ずといっていいほど立ち寄るポイント。もちろん「マイルストーン」にもなっています。
↑三崎の近くですからモチーフはまぐろ+大根!インパクトのあるカラーリングです^^
↑風力発電の風車も目印。エヴァよりデカイのだ。
ちなみに、三浦海岸から宮川公園にいたる海沿いの道には、5~10%の長めの上り坂が2箇所あります。体育会系の娘ちゃんは意地でも登りきろうとしますが、スタミナ温存のため自転車を押して上ることにします。ミニベロですし、ライドも初めてですしね……。
「ロード欲しい!」
悔しがる娘ちゃんに、リベンジの炎がメラメラと。楽しい高校生になっても、一緒に走ってくれるのなら、パパはいくらでも買ってやるぞ~
◆城ヶ島は「まぐろ」も地魚もうまいのだ!
12:40 城ヶ島着
お目当ての城ヶ島到着。25キロの行程を3時間かけて堪能しました。一人で走るときの倍くらいの時間がかかりましたが、二人でおしゃべりしながら、のんびり走るのはとても楽しいですね。うん、本当に楽しいです。
↑城ヶ島には橋で渡ります。
城ヶ島大橋はクルマやバイクは有料ですが、自転車は無料\(^o^)/
車道が工事中で片側交互通行だったため、歩道を押して渡りました。車道を駆け抜けられたら、最高にゴキゲンなルートだったはず。
↑両サイドに防風壁がないので、眺めはとても良いけれど、脇見運転と横風にはくれぐれも注意!
城ヶ島とくれば、ランチはやっぱり海鮮!対岸に水揚げされる「三崎のまぐろ」はもちろん、ご当地でしか食せない「相模湾の生しらす」も大人気(1/1~3/10は禁漁 T T)。城ヶ島は東京湾と相模湾に挟まれた突端に位置することと、近場に水深が深い漁場があることで、地魚の魚種が豊富なのです。
↑娘ちゃんは「まぐろのヅケ丼」。ワタシは「海鮮丼」をチョイス。ネタをシェアしあえばバラエティ倍増!
↑お店は「三海荘」。今時期は肝の太ったカワハギもおすすめだそう。水槽から活きたやつをタタキでいただくと絶品!
↑有名なしぶき亭も大人気。当日は予約で満席でした
↑城ヶ島灯台下の中村屋さんは14時をまわっても行列が切れない。気になる…
◆「ディスカバー三浦半島」だった前半戦
生まれも育ちも横須賀の娘ちゃんですが、意外と地元の景色を見ておらず、広い砂浜や大根畑、横須賀にはないダイナミックな風景に感動しきり。
↑娘ちゃんイチオシのスポット
4歳から体操競技に明け暮れてきたから、あまり遊びにも連れて行けてなかったなあ…。親として、ちょっぴり反省です。その分今日は楽しもうと、城ヶ島では自転車を降りてあちこちぶらぶら。観光客の皆さんに混じって、城ヶ島の魅力をしばし満喫です。
↑かわいらしい外観の城ヶ島灯台。
↑高台にある灯台へのアプローチは、植物にもビンディングシューズにも優しいゴム引きのステップ。歩きやすいです。
↑自然が作り出した独特の地形も城ヶ島の魅力のひとつ
≫河津桜の後編に続く!
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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