カーボンシートポストをカットするときの作業のコツと道具選び

カーボンバイクのメンテナンス

異音の解消のため、シートポストをカットしました。

>>ペダルを踏むたびにカチカチ音!シートポストをカットすると直るかもしれません | 凪ロード

不要な部分を切り離すだけなのですが、不器用な吉尾にとって“切断”は緊張する作業のひとつ (失敗のリカバリーができないからね〜^ ^)。今回は、我ながらうまくいったと思うので、備忘録的にまとめておきますね。ワタシを含め、ぶきっちょサイクリストの皆さまのお役に立てればありがたいです。
( ̄^ ̄)ゞ

カーボンシートポストの切断作業は5ステップ

カットの手順はこんな感じです。後半では作業に必要な道具もご紹介。

1.マスキングテープでカットラインをまっすぐにつくる

切りたい長さでマスキングテープをぐるっとひと巻き。テープをまっすぐに巻くことで、それをガイドに切り進みます。

2.ノコギリ引きは押し付けず、ゆっくりと。

カットには金ノコを使います。渾身の力をふり絞らなくてもサクサク切れますから、逆にリキみすぎて切り口が曲がってしまわないように……。慎重に動かしていきましょう。


切りカスが大量に出るので、新聞紙などの養生はマスト

3.多少のウネリはヤスリで調整

素人の手作業ですから、スパッと平面にはなりません。切断面はヤスリで整えましょう。

4.ポスト内のカスは濡れたウエスで拭き取り

シートポストの空洞には切りカスがたまっています。エアダスターで吹き飛ばすと残念なことになりますので、濡らしたウエスで拭うか、掃除機で吸ってしまいましょう。

5.切り口を瞬間接着剤で固めたら出来上がり!

切り口をヤスリで整えたあとは、カーボン繊維がほつれないように、瞬間接着剤で固める方が多いようです。


瞬間接着剤は刷毛タイプが使いやすい


↑ 28g軽量化(^^)使い道はないのに捨てられない……カーボン信仰?

白い粉のナゾ。ひょっとしてカーボンじゃないの?

作業してみて不思議だったのが、切り進むたびに“白い粉”がでてくること。カーボン繊維をカットした時は黒い粉だらけになると聞いていました。

カーボンとは名ばかりで、アルミにカーボンシートを巻いた“アルカーボン”だったのかと思いましたが、切りカスは金属というよりガラス質っぽい。グラスファイバーの釣竿をカットした時に似ています。でも、グラスファイバーならば、中空ってことはないだろうし……うーむ、ナゾです。


カーボンって書いてあるんだけどね(^^)

シートポストカット7つのアイテム

最後に道具揃えについて。今回は自転車専用工具を一切使わないので、チャレンジしやすいハズ!

1.切断には“金ノコ”を使おう

カーボンシートポストをカットするメインの道具といえば、金属用のノコギリ。通称“金ノコ”です。金ノコには3つの種類がありますが、シートポスト用に初めて購入するなら“直線型”がおすすめ。

洋ノコ型は押して切るのに適していますが、直線型は押し引き両方に対応しています。カーボンのシートポストをカットするなら、”引き切り”の方がコントロールしやすいですよ。

<直線型>

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