初めての雨ライドでわかった、びしょ濡れロードバイクのアフターケア

クロスバイクから始まったスポーツバイクライフもそろそろ5年が経ちますが、まだまだ知らないことがいっぱいの吉尾です。

そのひとつが“雨のライド”。これまでは、少しでも雨の予報が出ている日にはライドに出かけるのを見送ってきました。雨の装備を持っていないのと、運転に自信がないのと、なによりもライドあとのメンテナンスを考えると、ゲンナリしてしまうからですσ(^_^;)

これまで雨ざらしのサビサビ自転車の整備に苦労してきた身としては「雨=サビ」。海が近い三浦半島はただでさえ金属部分がサビやすいのに、大切なロードバイクをわざわざサビの素に晒しに出かけるなんて考えただけでもゾッとします。

>> ダホン・ボードウォークのレストア整備

さらに言ってしまうと、自転車は細かな金属パーツが入り組んでいますから、濡らしてしまうと妙なところまで雨水が入り込んでしまいそう。その後サビないようにメンテナンスする手間まで想像したら、もう……。なんて、サビへの想いは尽きませんが、とうとう先日、初めて結構な雨にやられてしまいました!

そんなわけで今回は、雨ライド後の “分解大会”をおおくりします。ロードバイクが雨に濡れると水はどこまで入り込むものなのか?これを機会に検証してみましたよ。

まずはできる限り「分解!」 (fromからくりサーカス)

雨水の入り込み度合いを確認するため、フレームからパーツを外していきます。ブレーキ、ディレイラー、ハブなどパーツそのものも分解したかったのですが、戻す時間がなくなりそうだったので今回は見送ります。


↑BB、クランク、ペダルはガマン……


↑チェーン、スプロケ、リアディレイラー、シートポスト


↑ボトルゲージなどのアクセサリー類はネジのサビつきを防ぎます

水が入りやすいパーツとグッズは下回りに集中

分解が終わったら、フレームを逆さまにして振ってみたり、パーツの隙間にエアダスターを吹いたりして、入り込んだ水の量を確認してみました。

圧倒的にビショビショだったのは、地面に近い下回り。ただ、リアディレイラーの浸水はほんのわずかでした。これはうれしい誤算でした\(^o^)/

ホイールのリムはドロドロになる

もう、見るも無残な状態です_| ̄|○
しかも、一旦乾いてしまうと乾拭きでは落ちないため、パーツクリーナーを投入。ひと拭きでウエスがドロドロに汚れてしまうので、かなりの数を消費しました。雨のライドは高くつきますね。


↑雨の日はブレーキシューがどんどん減ると聞いていましたが、削れたシューの成れの果てがこれかあ……

蛇足ですが、雨の日のキャリパーブレーキは本当にダメダメです。スピードを控えめに、ブレーキは早めに、が鉄則ですね。

チェーンとスプロケはザリザリ

お風呂に入れてあげたいくらいひどい。サラサラなチェーンオイルを使っているので、雨には全く歯が立ちません。こちらもパーツクリーナーで洗浄したあと、念入りにオイルアップしました。

>>【AZのチェーンオイル比較】KM-001とCKM -001を使い較べてみましたよ! | 凪ロード

シューズは外側より内側が厄介

パーツではないけれど、こちらも被害甚大。アッパーの素材はすぐに乾くけれど、内側がとても乾きにくい。新聞紙に水を吸わせてみると15分でグッショリ。クリートのネジがサビないように念入りに乾かしました。


↑底に穴(通気孔)があいてる靴なんて、雨の日に履くものではないですね(^^)

ツールケースはファスナーの防水性に注意

ダウンチューブの下に吊っているから、前輪からの水しぶきをモロに受けていたみたい……。ケースの素材自体は防水っぽいものだけどファスナーはノーマル。雨水は隙間から入り放題でした。


↑中身の工具のほとんどが鉄製なので、十分に乾かします

それ以外の場所は意外と大丈夫そうでした。フレームやヘッドチューブの中もセーフ!ブレーキも分解しなければならないほどではありません。

ロードバイクの作りがもともとそういうものなのかもしれませんが、自分でオーバーホールをした際にグリスを多目に使ってシールしたことと、普段からマメに注油してきたことが多少は効いているのだ、と信じておくことにします。

>>【チェーンの注油】オイルの種類や注油のやり方、メンテナンスのタイミングって意外とあいまいだったりしませんか? | 凪ロード

雨のライドも、エアダスターと水置換性オイルがあれば怖くない?

今回の分解でわかったのは、1時間くらいの雨ライドならばそれほどナーバスにならなくても大丈夫だということ。

ホイール・チェーン・スプロケ、そしてシートポストを外して、吸水性が高いマイクロファイバーのウエスなどで水気をしっかり拭ったら、フレームをひっくり返して乾かしておくーーひっくり返した時にフレームから水が流れ出すほどでなければ、この程度ケアで十分な気がします。

↑マイクロファイバーもずいぶん安価になりました

ただし、パーツを分解しないぶん、中に入り込んだ水分を抜けるだけ抜いておくことがキモ。エアダスターを念入りに吹いておくようにします。

その上で、水分とパーツ表面の間に入り込む“水置換性”のオイルを差して被膜を作れば、サビの発生はかなり抑えられるのではないかしら?そういえば、水洗車をした際は、このやり方で大丈夫でしたね。

>>【ロードバイクの洗車】実は、洗った後の乾燥と注油がキモだと思う | 凪ロード

それがわかってもなお、大切なバイクを積極的に濡らす気にはなれないけれど、万が一雨に降られてしまっても、思っていたより軽いメンテナンスで済みそうなので、ちょっぴり安心できました!

↑ディレイラーやブレーキのピボットへの注油にはワコーズのチェーンルブを愛用。チェーンに差しているAZのCKM-001より適度に粘るので良いのだと思ってます

↑いくら水抜きが大切でも、まさか、ここまでは……ねぇ(^^)

吉尾エイチでした。m(_ _)m