初めてのトルクレンチ「ナノトルクボックス」を使ってみて、ネジを締めこむチカラ加減の感覚がズレまくっていることに愕然としたワタシ。セルフメンテナンスの自転車に乗り続けるのは、キケンとも言える状態です。これはなんとかせにゃなりません、ハイ。でも、ヤフオクで買ってしまった手前、自転車さんに泣きつくのも、今さら都合が良すぎる気もします。
で、考えたのが「全てのネジをトルク管理しちゃえば安全じゃん」というプラン(今さらかよ……)。感覚頼りの “手ルクレンチ”ではなく、これからは数値でキッチリ確認していく“左脳派メンテナンス”にスイッチ!と言えば聞こえはよいですが、要は足りないスキルを道具でカバーしようと……σ(^_^;)
どうせ揃えるなら「少しでもわかりやすくて、使いやすそうなモノを」ということで、思い切ってデジタル表示のトルクレンチを選んでみました。
SK11の「SDT3-060」デジタルトルクレンチに決めた3つのポイント
購入したデジタルトルクレンチは「SK11」というブランドの 「SDT3-060」というモデル。ホムセンでも遭遇率が高い汎用工具のブランドですが、意外とロードバイクのメンテナンスにぴったりなんですよ!これが。
トルクの測定範囲がロードバイクにジャストミート!
トルクレンチは、モデルごとに測定できるトルクの範囲が決まっています。設定トルクが10〜40 N・mのモデルは、3N・mとか50N・mのネジを測ることはできませんから、締めたい強さ(規定トルク)に合わせて機種を選ぶのがセオリー。
ロードバイクに使われているネジの規定トルクは0.7〜55N・m。SDT3-060の設定トルクは3〜60N・mですから、ほぼ全てのネジに対応できるってワケです。
・ロードバイクパーツの規定トルク
規定トルク | パーツ名 |
---|---|
0.7〜2.0 | ヘッドキャップ クランクキャップ |
5.0〜16.0 | その他のパーツ |
30.0〜55.0 | クランク スプロケット ペダル BB |
SDT3-060で計測できないパーツは、ヘッドキャップとクランクキャップですが、正直、このあたりは致命的な問題にはなりにくいところ。実質的にはロードバイクの全てのパーツを、このトルクレンチ一本で間に合ってしまうのです(^^)なんてステキ!
実は逆ネジも締められる!
一般的なプレセット型トルクレンチは、正ネジの締め込み(時計回り)にしか対応していません。
↑このタイプね
でも逆に、デジタルトルクレンチは反時計回りでもトルク計測ができる2Wayタイプがほとんど。もちろんSDT3-060も逆ネジOK!それのなにが嬉しいかって、“左側のペダル”や“右側のBB”など、逆ネジパーツの締め込みまでトルク管理ができちゃうからなのです。
逆ネジ対応のメリットはもうひとつあります。それは「締まっているネジのトルク」も測れること。完成車のオーバーホールの際、分解しながら計測しておけば、組み立てるときに同じトルクで締めれば良いのでラクチンです。
コメント
私もコレを使っています。使い勝手がいいですよね。
かいぞーさん、こんにちわ!
お揃いとは嬉しいですね(^^)これからしっかり使いこなしていきたいと思います。
あけましておめでとうございます。
コメントを頂いているブルーです。
きちんとしたトルクは重要ですよね。このトルクレンチいいですね。欲しくなりました。
初めてのコメントで何ですが、リンクを張らせていただければなと思っています。
これからもよろしくお願いします!