【新・シュワルベプロワンTLEインプレ】新ETRTO規格準拠で“大盛りアバウト”タイヤが今度は“シュリンクしすぎ”の不思議

前回の記事では、リムとタイヤサイズの統一規格「ETRTO(エトルト)」が改定されたことによる変化をまとめてみました。今回はその検証編です。ちょうど交換時期を迎えたシュワルベ のチューブレスレディ・ロードタイヤ「プロワン 」をサンプルに、新旧ETRTO規格の実際を比較してしてみたいと思います。

【ETRTO改定のポイント】
①リムの内寸幅が19ミリの際、表記どおりのタイヤ幅になる
②内寸幅19ミリ未満のリムに新規格のタイヤを取り付けると表示より細くなり、高さが高くなる(リム幅の増減2ミリに対してタイヤ幅は1ミリほど変化)
③タイヤ自体はスリムになっているはずなので軽量化される傾向

“大盛り”だったシュワルベ 「プロワン 」の旧モデル

まずはいままで使っていた旧モデルのサイズを測ってみます。愛用しているタイヤサイズはETRTO表記なら28-622、W/Oのフランス式なら700×28 Cです。ETRTOの旧基準モデルなので、リムの内寸幅が15ミリの時タイヤ幅が28ミリとなります。しかし吉尾のホイールのリム内寸幅は16.5ミリですから、上の②の反対で、タイヤ幅の実寸は太くなり、その分高さが抑えられるはずなのですが……

【旧プロワン28cの寸法・5.0bar】

想定値(※1) 実測値(※2)
約29ミリ 30ミリ
高さ 約27ミリ 28.2ミリ

(※1)リム内寸幅の差+1.5ミリから想定
(※2)実測は使用済みタイヤのため摩耗分を1ミリ加算


↑タイヤの高さはリムごと計った値からリム高をマイナスして算出しました

実測値は、幅・高さともに想定値よりも大きいことがわかります。前後ともに同じ数値でしたので、個体差ではなくもともと基準よりもデカくなる設計なのでしょう。大盛りってたいがいは嬉しいものですが、タイヤサイズは基準どおりにしてくれていると良かったです。


↑旧プロワンの “大盛り”のおかげで無念の傷跡が……

でも、ETRTO表記とタイヤの実寸のアンマッチはシュワルベに限ったことではありません。なので、フレームの許容サイズ上限のタイヤサイズはまさにチャレンジ。時には吉尾のように敗れ去ることも「ロードバイクあるある」でした。


↑ サイジングに関しては国内メーカーが几帳面な印象

かえって小さくし過ぎ?な新プロワン

そして注目の新基準モデルの実測。今度は②のとおり、タイヤ幅は表記よりも細くなり、高さが増しているはずです。

【新プロワン28cの寸法・5.0bar】

想定値(※1) 実測値
約27ミリ 26.5ミリ
高さ 約29ミリ 25ミリ

(※1)リム内寸幅の差-2.5ミリから想定

タイヤ幅はほぼ想定どおりでしたが、今度は高さが不可解なことに。高くなるどころか大幅にシュリンクしてしまいました。新プロワン の断面は「真円に近い」そうなので、「幅が28ミリなら高さも28ミリ」と仮定して試算したのですけど、実は扁平したタイヤだったのかも知れません。吉尾は16.5Cのホイールしか持っていないので検証できないので、もし19Cホイール×新プロワンで運用している方がいらっしゃったらサイズの情報をいただけると大変ありがたいです!

>>シュワルベ PRO ONE TUBELESS EASY  「目指したのはチューブラーのしなやかな走り心地」 – 製品インプレッション | cyclowired