【新・シュワルベプロワンTLEインプレ】新ETRTO規格準拠で“大盛りアバウト”タイヤが今度は“シュリンクしすぎ”の不思議

チューブレスタイヤが好き!

 

新プロワンなら30Cまでイケるかも?

シュワルベ・プロワンの28-622サイズを実測した結果をまとめると、旧モデルは30Cに近く、新モデルはむしろ25C寄り、という結論になりました。今回はお試しということでリアタイヤだけを交換していますから、愛車のタイヤは30Cを前に、25Cを後に履かせている状態。100km走ったくらいでは違和感はありませんでしたが、なんとなく落ち着かないので近々、前後のサイズを揃えようと思います。


↑見た目でわかるのはロゴの違いくらい(下が新モデル)

通常なら古くなった旧プロワンを新プロワンに交換する所だけれど、それではかつて使っていた25Cに戻る感じがします。そこで考えたのが30-622へのサイズアップです。基準より細いリムと扁平なタイヤプロファイルを逆手に取れば、タイヤキャパ28Cのフレームにも収まるかもしれません。

【新プロワン30cの寸法・5.0bar】

想定値(※1)フレームキャパ(※2)
28.5ミリ 30ミリ
高さ26.8ミリ 27.2ミリ

(※1)新28Cの実測値から想定
(※2)旧28 Cの実測値から想定

フレームキャパの数値はもともと収まっていたタイヤの実測値。新モデル30Cの寸法はそれを下回る想定ですから、なんとか使えそうな雰囲気ですね。とはいえ、付けてみないとわからない賭けの要素は消えませんから、いっそのことほかのブランドに乗り換えちゃうか……なんて、いろいろ思いを巡らせている時が、なんだかんだ言っても一番楽しかったりします。


↑見た感じ高さには余裕がありそう

 

新プロワンのサイズ以外の進化

せっかくのニュータイヤなのにサイズの事しか語らないのはナンですから。インプレ的なやつもおひとつ。

しなやかになってハメやすい

新モデルのこだわりは「Souplesse(スープレス)」。フランス語で、柔軟性やしなやかさといった意味だそうです。ドイツのメーカーなのにフランス語かーい?というツッコミは置いといて、乗り心地が良いと言われるチューブラータイヤのフィーリングを目指して開発したチューブレスタイヤなのだとか。ややこし……

後輪のみの交換だったので、走行感の変化はあまり体感できませんが、リムにハメやすくなったのは確か。旧モデルではタイヤレバーを使いましたが、新モデルは素手でいけましたし、ビード上げも一発OK!こういう素直なタイヤが増えてくれると、チューブレスレディの裾野もさらに広がりそう。


↑シュワルベ のブースターは相変わらずノンストレス!

>>【シュワルベ・タイヤブースター】チューブレスタイヤ取付けの「ビード上げ」を一発でキメる!”波動砲ごっこ”が楽しすぎる件 | 凪ロード

 

見た目はロゴの変化のみだけど性能はアップ

コンパウンドが新設計のものになり、前モデルと比べて、転がり抵抗は13%、コーナリンググリップは22%以上、耐パンク性は30%も向上。加えて、タイヤ形状による空力性能も最適化されたのだとか。ただ、トレッドパターンは前モデルを踏襲しているため、見た目には同じタイヤに見えます。


↑ロゴがオレンジになったのはお気に入りポイント

 

パンクガードがワイド化しても重量微減

あと、パンク対策が強化されています(これも違いは見えない)。トレッド面下に仕込まれた耐パンクベルト「V-Guard」は前モデルより4mmワイド化したうえ、サイドウォールも3層構造になりました。タイヤのパンク対策は重量増に直結するものですが、新プロワンは掟破りの軽量化を実現(28C・275g→270g )。やはり、新ETRTO規格に合わせるとタイヤそのものがコンパクトになるという仮説はあながち間違っていないのかも知れません。いずれにせよ、よく転がる乗りやすいタイヤですから、サイズアップにチャレンジしながらしばらくは使い続けたいと思います。

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吉尾エイチでした。m(_ _)m

 

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