【IRC・フォーミュラプロRBCCチューブレスのロングタームインプレ】ロードバイク用チューブレスタイヤのメリット・デメリットをまとめてみた

チューブレスタイヤが好き!

チューブレスタイヤの乗り心地の良さが気に入って、IRCの「フォーミュラプロ」を使い始めて丸2年が経ちました。走行距離は約3,000kmと年数の割に走れていないのですが、インプレをまとめておきたいと思います。「チューブレスタイヤに興味はあるけど、実際はどうなの?」というサイクリストの方々のお役に立てれば幸いです(^^)

>>【最新チューブレスタイヤの乗り心地】静かで安心!ハッピーな気持ちになるタイヤ | 凪ロード

 

ロードバイクのタイヤは構造でわけると3タイプ

ご存知の方も多いかもしれませんが、念のため、ロードバイクのタイヤの種類とそれぞれの構造について触れておきます。チューブレスタイヤのメリットとデメリットは構造の違いによるところが大きいのです。

 

①クリンチャー(CL)タイヤ

ママチャリ同様、タイヤの内側にチューブが必要なタイプ。ロードバイク用タイヤのスタンダードです。タイヤはもちろん、チューブやホイールのバリエーションも豊富なので性能や価格もよりどりみどり。


↑クリンチャーはタイヤもチューブも選ぶ楽しさ満載

 

②チューブレス(TL)タイヤ

その名の通り、CLタイヤにはマストなチューブがありません。構造上タイヤとリムでダイレクトに空気を閉じこめておかなくてはならないので、その気密性がキモ。TL対応ホイールを用意するのが無難ですが、CLホイールでもキットを使ってチューブレス化することもできます。逆にチューブを仕込んでCLタイヤとしても使えたりと、以外とフレキシブルなタイヤです。自転車の世界ではまだまだマイノリティですが、クルマやオートバイのタイヤはほとんどこのタイプです。


↑チューブレス対応ホイールのタイヤ側にはニップルの穴がありません


↑タイヤの中には空気だけ!

 

チューブラータイヤ

名前はチューブレスと似ていてややこしいのですが、まったくのベツモノ。タイヤとチューブが一体化した、誤解を恐れず表現するならば “浮輪状”のタイヤです。専用ホイールに接着剤や両面テープを使って装着するそう。タイヤもホイールも軽量化でき、限界性能が高いので、レース用として人気があるのだとか……残念ながら、吉尾は使ったことがありませんので、解説はこのくらいでご勘弁くださいσ(^_^;)

ロードバイク乗りのためのチューブラータイヤ基礎知識o孕o三 – NAVER まとめ
更新日 2014.11.08 チューブラーいいらしい~、欲しいなぁ~とか思ってるこの頃。だけども、実際のところチューブラータイヤって何がいいんだろう? どんなメリット・デメリットがあるんだろう? 全く…

 

チューブレスタイヤのメリットとデメリット

タイヤの構造の違いを押さえたところで、今回のテーマであるTLタイヤのメリット・デメリットに迫ってみたいと思います。良くも悪くもチューブがない構造であることがポイントです。

 

チューブレスタイヤのメリット

①転がり抵抗が低い
走行中のタイヤには、転がるという動き以外に発散されるエネルギーがあるそうです。例えば、タイヤを変形させる弾性エネルギーや摩擦熱、音(ロードノイズ)など。それが転がる際の“抵抗”となるのだとか……。CLタイヤではタイヤとチューブの両方に発生するけれど、TLタイヤはチューブがない分抵抗が少ないのでよく転がる、そんな解釈。

 

② パンクしづらい
CLタイヤでは、段差越えなどの際にホイールのリムと段差の角でチューブが潰れ “リム打ちパンク”がおきるケースがありますが、そもそも潰れるチューブがないTLタイヤにはリム打ちパンクはありません。でも、異物が刺さっておきる普通のパンクのリスクはどちらも同じです。ただ、パンクした時に空気が一気に抜けてしまうCLタイヤに比べると、TLタイヤのエア抜けは緩やかなので、走行中のパンクでも対処しやすいです。


↑パンク修理剤を使えるのもチューブレスタイヤのメリット

>>【チューブレスタイヤのパンク対策】シーラント剤は蒸発しちゃうの?ならば瞬間修理剤があるじゃないか! | 凪ロード

 

③乗り心地が良い
リム打ちパンクのリスクがないから、タイヤの空気圧を低くすることができます。一方タイヤ自体がCLタイヤに比べると固いので、柔らかい中にもコシがある絶妙な乗り心地になります。

 

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