2020年のスポーツバイクのラインナップが各社から次々と発表されています。吉尾がクロスバイクに乗り始めた6年前と比べると、業界のトレンドもずいぶんと様変わりしてきたなあと感じます。
個人的には、昨年以上に動きがある年になりそうな気がしますので、業界動向をまとめておきたいと思います。今年はニューバイクを買うぞ!と心に決めているサイクリストの皆さんのお役に立てれば幸いです。
軽量化のイノベーションで、ロードバイクが、もっと速く、もっとラクに!
エアロ化とワイヤー内装化
エアロフレームといえば、少し前は「速いけど重い」ものでしたが、軽量化の技術が進んだことで従来型のフレームと遜色ない重量になっていたり、逆に、軽量優先のクライミングフレームにもエアロディテールが取り入れられたりしています。
デローザ・メラクSK
BBシェルまでカーボンを使うなど、エアロ性能を高めつつさらに軽量化。もちろんワイヤーも内装化。
2020年、デローザは「レトロ・フューチャー」というコンセプトを掲げ、新時代を切り開こうとしている。今回の特集では現代表のクリスティアーノの言葉から新コンセプト、ニューモデルを紹介しよう。https://t.co/ud9tKDz8e6 pic.twitter.com/es956WS9Jc
— cyclowired.jp (@cyclowired_jp) 2019年6月24日
ウィリエール・ゼロSLR
ワイヤー類をフレームにフル内蔵したディスクロードとして最軽量(Mサイズのフレーム重量はなんと780g)
キャノンデール・CAAD13
伝統のアルミフレームモデルが4年ぶりにフルモデルチェンジ。各所にエアロチューブを採用し空力を向上。
電動化
バッテリーの小型軽量化に伴って、ロードバイクの“電化”がさらに進んだように感じます。変速は有線からワイヤレスになり、フレーム設計の自由度がさらに高まります。また、電子制御のサスペンションやIOT化といった方向性も出てきました。もちろん、e-Bikeの広がりも見逃せません。
ピナレロ・DOGMA FS
パリ〜ルーベで実戦投入された初の前後電子制御サスペンション搭載モデル
サーベロ・オービトレック
各種のセンサーを搭載し、走行中の位置情報や速度といった基本的なデータに加え、傾きや衝撃などフレームの状態も取得。世界限定10台という希少性と1500万円という価格が衝撃的。
ディスクブレーキ化
こちらは説明の必要がないほどですね。各社ほとんどのモデルにディスクブレーキ仕様がラインナップされていますし、トレックのようにディスクブレーキに一本化する動きを見せるメーカーまで現れました。また、デメリットである「フレームの重さ」についても、リムブレーキ以上に軽量なモデルがリリースされ始めています。
トレックはグローバルの生産体制において、ハイエンドのリムブレーキモデルの生産を終了いたしました。今後の追加生産も予定されていません。
現在、Project Oneのリムブレーキモデルの完成車、フレームセット共に、税抜価格から56,000円を割引するクローズアウトセールを行っております。 pic.twitter.com/fAsDlPlejw
— トレックジャパン (@TREKJapan) 2019年6月10日
バイクインプレッションは、ディスクブレーキを装備しながら完成車で6kgを下回る重量を実現した、キャニオンの「アルティメット CF EVO Disc 10.0 LTD」をチェック。フレームの塗装も最低限に抑え、徹底して重量をそぎ落とした1台です。https://t.co/ac0KS6lmfU pic.twitter.com/dYF6wI8Gnk
— Cyclist(サイクリスト) (@cyclist_sanspo) 2019年8月14日
セルフメンテ派にはハードルの高いメカニズムですけど、人差し指一本でしっかりブレーキングできちゃうラクチンさは大きな魅力。吉尾もネクストバイクはディスクが良いなあ、と考えてはいます。
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