【R×LソックスTBK-214HLの300㎞インプレ】ペダリングのしやすさを突き詰めたヒールロックソックスはまさに”革命的”な履き心地

ロードバイクのウェア

 

この工夫のおかげでペダリングがスムースになったか?と聞かれれば、残念ながら全力で肯定できるほどの違いは、今のところ体感できず。確かにカカトのホールド感にはクセになる気持ち良さがあるけれど、それが推進力に繋がっていることを実感できるのは、日々追い込みまくっている “選手”レベルのサイクリストに限られてしまうのかもしれません。

とはいえ、エンジョイ・ローディには「宝の持ち腐れ」になるだけかというと、そうではなく、一度履いてしまうと浮気できなくなる「圧倒的な快適さ」を味わえます。少し大袈裟に言ってしまえば、その履き心地は“ある場所まで行き着いてしまった”感すらあります。

 

厚手だけどサラサラ、そして痛くない

ヒールロックソックスを手に入れるまでR×Lの別モデルを愛用していました。足の甲が痛みにくい滑り止め付き“極薄”タイプです。それと比べると「いくらなんでも厚すぎないかい?」と訝ってしまうくらい。


↑同じブランドでも編地の厚さは真逆

あまりにも厚いので甲の痛みの再発も覚悟していましたが、全くの取り越し苦労。むしろ、甲・足裏・カカトと足の全周囲にクッションが効いて、極薄タイプよりもかなり良いフィーリングです。ランニングには“素足感覚”がマッチする一方、母子球など足の同じ部位に“圧”がかかり続けるサイクリングには、フカフカタイプの方が心地よく感じるのかもしれません。

加えて、素材が化学繊維100%ですから、見た目の暑苦しさとは裏腹に、吸湿性・速乾性ともにハイレベル。炎天下のライドでもサラサラ感が持続します。

 

“こだわりの”滑り止めがとにかく秀逸

フカフカ・サラサラの履き心地にプラスして、ペダリングに最適化されたシリコンの滑り止めが“完璧”と言って良いほど素敵です。


↑爪先に集中したパターンがミソ

シューズの中でガッチリホールドされるのはどちらのソックスも同じ。でも、全面に加工された極薄タイプはペダリングを続けていると、足裏が微妙に“もちゃつく”んです。パッと見控えめなパターンのヒールロックソックスですが、そのわずかなストレスも見事に解消されていて、自転車専用設計の凄さを感じずにはいられません。

新機軸のカカトのサポートといい、煮詰めに煮詰めた編み地と滑り止めといい、個人的には“究極”の称号を差し上げたいR×Lのヒールロックソックス。ビギナーからベテランまで全力でおすすめできる逸品です。

 

吉尾エイチでした。m(_ _)m

 

コメント

  1. ワタシもR×Lソックス持ってます。実に履き心地が良いんですが、今の五本指のラインナップはカラーリングが好みに合わないのと、ミドル丈が無くなったので買い控えてます。
    ちなみにワタシ、普段履きもスポーツ用も五本指派で、もう指が分かれてないソックスには戻れません。

    • 吉尾エイチ より:

      yoshimotoya120さん

      5本指ソックスの快適さはハマると抜けられないって聞いていましたが、本当なのですね。機会をみて試してみたいと思います。

      • 五本指はどちらかというと夏場向きかもしれません。蒸れないわけではないのですが、指同士が直接触れてない快適さはソックス脱いだ時に実感する、という感じですね。
        ただその感触に合わないと「まったくダメ!」という人もいるので、いきなりR×Lのような高いのじゃなく、安い五本指ソックスで試してからがよろしいかと。
        最近はスーパーの衣料品などでも五本指置いてますしね。

        • 吉尾エイチ より:

          yoshimotoya120さん

          アドバイスありがとうございます!
          手ごろなやつを見つけたら試してみますね。

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