気温が一気に上がったり下がったり、いわゆる「季節の変わり目」を迎えるとムクムクと湧き出してくる”ウェア欲”。着る服がないわけでもないのに、なんだかんだと理由をつけて買い足してしまいます。
一昨年のマイブームはアンダーウェア、昨年は夏冬共にメリノ素材。今年の夏は……”ゆる系”アイテムが気になります。自転車に乗るならジャージにレーパンが最も快適なウェア。着心地的にもパフォーマンス的にも、それは間違いありません。
↑こういうシチュエーションではウェアもリラックスしたものが欲しくなる
でも、しかし。サイクリストにとっての”フォーマル”とも言えるジャージ&レーパンは、未舗装の山道をまったりと楽しむような「グラベル・ポタ」にはちょっとカタ過ぎなのではないか、と。もう少しカジュアルで、ゆるっとできるウェアが欲しいんですよね〜。
イケてるサイクリストへのショートカットはTOKYOlife
先に言っておくと、カジュアルウェアはフォーマルよりも難しいです。ジャージ&レーパンを着れば誰でもそれなりに仕上がりますが、ゆる系の世界へ心得不足で踏み込むと、とてもザンネンな結果になりがち。”カッコ良く”リラックスするには相応の感性とコストが必要です。イケてるサイクリストまで一足飛びしたいあなたは、センスの良いプロのコーディネートを真似しちゃうのがイチバン!
↑こちらの品揃えはホント素敵だと思う
基本はTシャツにショートパンツ?
ゆる系サイクルウェアのイケてるコーディネートの実例はこんな組み合わせになるようです。なるほど、ジャージ&レーパンよりも抜けた感じが良い具合です。サイクルウェアブランドのプロダクトなので機能性も申し分なし。問題はそのお値段です。Tシャツとショートパンツだけで3万円オーバー!海外ブランドの良いものはやっぱりお高い……吉尾にとっては手を出しにくいプライス。



現実的なプライスのカジュアルウェアは?
そこで、もう少し手を出しやすい価格のカジュアルウェアを探してみました。よりどりみどりとはいきませんが、いくつかのブランドでラインナップされています。競技志向一辺倒から多様化が進みつつあるようです。ゆるく乗りたいサイクリストには嬉しいかぎり!
カペミュール
おしゃれな街乗り系ウェアをトータルでラインナップ。この夏はアロハ柄ジャージが気になりますね。
KAPELMUURの人気シリーズ「アロハジャージ」より、見た目にも優しい抹茶ラテをテーマカラーにした「抹茶」を紹介します。https://t.co/Wx0g5GzpJP
香りを嗅いだだけでもリラックス効果の高いお抹茶にミルクを入れた様な濃すぎず、薄すぎず、絶妙なバランスのお色味となっています。#カペルミュール pic.twitter.com/auvY57nBMQ
— KAPELMUUR (@kapelmuur_tokyo) May 17, 2022
ルコック・スポルティフ
日本ではデサントが商標権を持つフランス発祥の老舗スポーツアパレルブランド。かつてはツールドフランスの公式ジャージを手掛けていたのだとか。アウトドアテイストをサイクルウェアに持ち込んだGLAMBIKE COLLECTIONは良い感じ。
↑摩擦に強いコーデュラのクォーターパンツは良さげ
パールイズミ
高品質が安心価格で手にはいる鉄板ブランド。吉尾も何かとお世話になっています。街乗りを意識したシティライドシリーズはグラベル・ポタにもぴったり。
↑裾ゴムのない杢調ジャージは羽織モノとしても活躍しそう
バレット
オリジナルウェアのユニークさが光るサイクルウェアブランド。速乾素材のTシャツシリーズは背中ポケット付きで機能性もバッチリ。
自転車あさひ
自転車あさひのオリジナルブランド「イルミック」。シンプルな無地が中心なのでユニクロ的に着回せます。お値頃価格なので色違いで大人買いもOK!
ワークマン
かつてはガテンおじさん御用達、今や機能性アウトドアウェアが女性にも人気急上昇の注目ブランド。一部ですがサイクルウェアもラインナップされています。こちらもお財布に優しすぎるプライスですが、イルミックと違って独特なプリント柄が特徴。
カジュアルな格好ならば「TシャツにGパンでええやん!」という意見もあろうかと思いますが、ゆるポタとはいえ50km以上は走りますからね。自転車ウェアとしての機能性はキープしたいところ。
なので今回は、①汗冷えを防ぐ速乾素材と②背中ポケットの収納、そして③尻パッド。この”3点縛り”をマストにピックアップしました。
ワークマンのサイクルTシャツインプレ
TOKYOlifeさんで扱っているようなブランドにはちょっと手が出ないので、吉尾はワークマンの激安サイクルTシャツを試してみました。
とにかく安い!
一般的なサイクルウェアブランドの価格帯に慣れてしまうと、逆に「こんなに安くて大丈夫か?」と心配になってしまうほどのお値段。なんと980円!
機能が優秀
ユニクロよりも安いのに、速乾素材とメッシュ使いでスポーツウェアとしての基本性能は十分。加えて、背中のポケットがちゃんと3ついていて、サイクルウェアとしての要素も満たしているなんて!
軽い
薄手の生地を使っているので軽やかな着心地。締め付け感がなく、サドルから降りている間のリラックス感は格別です。
見た目
幾何学的なプリント柄は好みの分かれるところでしょう。あくまでも主観ですが、イケてるとは言いがたいものがあります。ただ、そのハズし方がコンビニ店内など庶民派空間では却って目立たない感じ。
でもSサイズがないので、170cm未満のチビッコ体型には着丈が妙に長いんですよね。おしゃれカフェに立ち寄るライドには別のトップスにしちゃうかも……。
まとめると、ワークマンのサイクルTシャツは価格と機能のコスパがサイクルウェアとして最強だと思います。ただ、個人的にサイズ感だけはどうしても馴染めないのでリピートするかは微妙。まあ、見た目なんて自己満足の範疇なんですけど……自転車はエモーショナルなノリモノですから”気分”はとっても大切!
Tシャツがジャージよりも心地よいのはわかったので、次はルコックあたりを試してみようかな?
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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