【リオン・ド・カペルミュール「フレックスビブショーツ」】自分史上最も快適なウエア!敬遠していた“肩ヒモ付き”で300km走ってみたらすっかり気に入ってしまったというインプレ

ロードバイクのウェア

 

自転車用のパッド付きパンツには2つのタイプがあります。ひとつは腰丈の「レーサーパンツ (レーパン)」、もうひとつは洋服のオーバーオールのような肩ヒモがついた「ビブタイツ」。どちらにもメリデメがあって、その人のニーズで優劣の判断は変わる、と思っていたのですが、今回初めてビブタイツをはいてみて「コリャいいわ〜」と。これまでレーパン一筋だった吉尾がコロッと宗旨替えしてしまったポイントをレビューしたいと思います。

↑レーパンは水着感覚で履けるので抵抗感も少ない

↑ビブタイツは見るからに玄人っぽく、価格も少し高め

そろそろ「サイクルウエアを揃えようかな」という方や「さすがにビブタイツはちょっとね……」というサイクリストの方々の参考になれば幸いです。

 

ビブタイツを“食わず嫌い”していた4つの思い込み

そもそも、あのピチピチのタイツを履くこと自体に、最初は腰が引けちゃうもの (しかもノーパンだし)。ビブタイツはさらにショルダーストラップがプラスされているわけで、かなり行き過ぎなイメージがありますよね。いくら 「プロはみんなこれ」と言われても、なかなか踏み越えられない方は少なくないはず (吉尾もその一人でした)。

 

① 肩がコリそうな気がする

かの昔、ブリティッシュ・トラッドが流行ったとき、右に倣えでサスペンダーを試したことがありました。これ、意外と肩が凝るんですよねえ。そのトラウマのせいで、ビブタイツも敬遠しちゃってました。

 

②トイレが大変そう

上半身と下半身がつながっているから、用を足すときにも苦労しそうだな、と。 “小”はともかく、 “大”の時は、どう考えてもジャージを脱いでからでないと下半身をムキ出せません。切羽詰まった状況でそんな悠長なことはやってられないのではないか、と。

 

③価格も含めて大袈裟すぎる

そんなネガティブアイテムに、わざわざレーパン以上のコストをかけるのはあまりにもギャンブル過ぎないか、と。レースに出るわけでもないので、尻パッドさえついていれば“フツウ”のレーパンで十分だと思ってました。

 

④名前のイメージがアレな気がする

あとは「ビブ」という言葉の意味に引っかかりました。直訳すると「よだれ掛け付き股引」……江戸時代の飛脚か?


↑これな

まあ、そんなわけで、 「ビブタイツを履くことは一生ないだろう」と思ってました、実は。

 

ビブタイツ派にけろっと転向してしまった3つの体験

ビブタイツへのバイアス満載の吉尾が、なぜ今回チャレンジしてみたかというと 「冬は暖かそうだから」。レーパンに比べてお腹まわりが深いので、ちょっとした腹巻がわりになるのではないか、と。そんなゆるゆるな動機でビブタイツを履いてみたら、これが想定をはるかに上回る快適さ。

 

① とにかく、パッドの具合が大変良い!

のっけから「それ、ビブタイツだからじゃないじゃん」と言われそうですが、実はその通りです。「ビブタイツが」というより、「リオン・ド・カペルミュールのフレックスビブショーツが」という枕詞がついてしまうけど、そこは生暖かい目でお許しくださいませ。


↑ イタリア製の「レコードカーボンパッド」というタイプです

コメント

  1. ワタシも昨年春に宗旨替えしてすっかりビブショーツの虜に…😂
    でもやはりトイレ(大)問題は加齢と共に気になってきたお年頃なもんで、パールイズミのクイックビブにしました。
    パッドがもう少しフィット感あるといいんですが、少なくともトイレ(大)に関しては心配無用ですね。

    • 吉尾エイチ より:

      yoshimotoya120さん

      相変わらず気が合いますね!
      パールイズミのクイックビブはたしかに便利そうですね。
      次回は試してみたいと思います。

      • ホントは冬用のタイツこそクイックビブにしたかったんですけど、0℃対応モデルしか無くて、しかも裾が輪っかになってるもんだから諦めました。(あ、正確にいうと5℃対応はあるんですけどプレミアムモデルで高い!そしてデザインが残念!)
        この辺はパールイズミの商品企画にちょっと疑問持ちますね。
        で現在はイタリアブランドのla Passioneのディープウインタータイツで快適にライドしてます👌

        • 吉尾エイチ より:

          yoshimotoya120さん

          la Passione、海外ブランドらしいミニマルなデザインが良いですね。webを見ただけですが、ビブのパッドにもこだわっているみたいですね。

          • 履いた途端に「これは高品質だなぁ」と思いました。パッドは定評あるサイテック製ですね
            お腹をカバーしてくれるとホント保温力高いですよね。外気温5℃前後でもノースリーブインナー、長袖インナーにソフトシェルジャケットの3枚重ねで今のところしのげてます
            ただやはり欧米基準なので体型的にはちょい不満も😅
            その点カペルミュールは、吉尾さんのレポートからもフィット感が良さそうな感じが伝わってくるので、機会あったら試着してみたいものです

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