実は3月下旬に腰を痛めてしまい、1ヶ月ほどバイクに乗れませんでした。今回の腰痛は「ある朝目が覚めたら起き上がれなくなっていた」というパターン。ありがちな「重い物を持ち上げた時にピキッ」というようなキッカケはなかったので、他に腰を痛める原因といえば、認めたくはないけれど、おそらくロードバイクなのではないかとσ(^_^;)
思い返せば、昨年の秋にステムを3cm伸ばしてから、ハンドルを下げたり、サドルをあげたり……つまり、見た目がカッコよくなるように調整してきたのがいけなかったのかもしれません。
>>3cmの違いにびっくり!ステムを長くしたら下り坂が劇的にラクになった件 | 凪ロード
自分の筋力と柔軟性を過信した無理なポジションで腰へ負担を増やしたうえに、100km以上のロングライドを続けてたことで、とうとう限界を超えてしまったのでしょう。
このままでは、また同じことを繰り返してしまいそうですから、ちょっぴり悔しいけれど、身の丈にあったポジションに再調整することにしました。
BTBで見つけた腰に優しいポジションとは?
今回参考にしたのは、『バイシクル・トレーニングブック(BTB)』。スペシャライズドのBGフィットでも有名な竹谷賢二さんの著作なんですけど、実はこの本、「明らかな間違い」は載っているけど、ズバリの正解は語られていないんです。
なぜなら、カラダのサイズが同じでも、機能(柔軟性と筋力)の違いで最適解は人それぞれだから。その考え方に共感したので、この本を教科書にしてポジションチェンジを進めることにします。
今回の最優先事項は「腰の健康」。BTBにはこんな表記がありました。
骨盤を立てる、寝かす、どちらも過度に行うと骨盤の安定を失い、腰椎、腰筋へのストレスとなり、ヘルニアなど重大なトラブルを引き起こしかねない。骨盤が安定する自然な角度を心がけよう
出典:バイシクルトレーニングブック
自然な角度=自分のカラダに合った角度、と理解しました。吉尾の場合、骨盤が後傾しているいて(猫背)、カラダが固い(前屈が曲がらない)。つまり、同じサイズの平均的なポジションよりも、サドルは低く、ハンドルは近く、高いはず。カッコ悪いけれど、それが今の吉尾にマッチした“自然なポジション”なのです。
>>【10月期の活動報告!】ランタスティック・プッシュアップで柔軟運動までやっちゃおう! | 凪ロード
それなのに、むやみにサドルをあげて、ステムを長く低くしてしまったものだから、当然、骨盤はペダリングのたびにブレるし、角度も倒しすぎになる。腰へのストレスは相当なものだったに違いありません。
「自然なポジションは腰に優しい」この考え方でいきたいと思います。
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