手順その3
ハンドル(ブラケット)は“自然な”位置に
下半身のポジションが固まったら、いよいよハンドルの位置調整です。柔軟性に乏しい吉尾にはここが一番のキモ。
BTBではローラー台にセットしたバイクに乗りながら調整します。
①手放しのまま重いギアをゆっくり漕ぎながら、上体を倒す
②支えられなくなる限界の手前でストップ
③そこから腕を伸ばした先にブラケットがくるようにステムの長さとハンドルの向きを調整
④腕は程よく曲がっている状態が理想的
最初は10cmのステムをひっくり返して、ハンドル位置を高くした状態でやってみたのですが、手の位置はブラケットの手前3cmに着地……つまり、7cmのステムに交換すればOKってこと。
やっぱり、今回の腰痛はステムを7→10cmに替えたことが原因のようです。自分の柔軟性と筋力ではまかないきれないポジションは、カラダを傷めてしまいますねσ(^_^;)
ハンドリングがクイックになるし、見た目もイマイチなので戻したくないんだけどなあ……でも、腰痛でバイクに乗れなくなるよりはマシ。ここは涙を飲んでステムを戻すことにしましょう。
バイオレーサーの数値と比べてみるとカラダの固さがよくわかる
今回の調整でポジションはずいぶんとコンパクトになりました。
サドル高 →−1cm
サドル前後 →前に1cm
ステム長 →−3cm
参考までに、以前計ったワイズロードさんの “バイオレーサー”の寸法とも比べてみました。
ポジション | バイオ レーサー | 今回 | 差 |
サドル高(BB基準) | 681 | 670 | -11 |
サドルセンター →ハンドル | 654 | 595 | -59 |
サドル→ ハンドル落差 | 73 | -10 | 80 |
(ミリ)
>>【ロードバイクのフィッティング:サドル編】ワイズロードさんの『バイオレーサー』で測ってもらったら、サドル高が40ミリも違ってましたσ(^_^;) | 凪ロード
バイオレーサーは、股下や腕の長さなどから平均的なポジションを算出しています。全ての数値が下回っているということは、それだけ可動域が狭いということ。我ながらどんだけカラダが固いのでしょうか……。
サドルの高さはともかく、上半身を倒れなさ加減は絶望的。お医者さんから「柔軟性と筋力不足。特に柔軟性がなさ過ぎ」と、有難くないお墨付きをいただいてしまうはずです_| ̄|○
当面の腰痛防止ポジションは決まったけれど、どうにかして柔軟性と筋力を身につけなければ、ずーっとこのまま。それはあまりにもかっちょ悪すぎるので、いよいよカラダのメンテナンスにも手をつけていこうと思います!乞うご期待!
本当はプロのフィッティングを受けるのが一番の早道
今回のポジション調整をやってみて感じたのは、今までいかにいい加減に決めていたかってこと。当たり前ですけど、カラダは全部繋がっているから、どこかを変えると他のどこかが必ず影響を受けます。
そんな「カラダのパーツの相関関係」を理解しきれてはいないので、正直、何が自分にとっての正解なのかわかりません。ほんとは、プロのフィッティングを受けたいところです。
でも、腰の状態が完全に落ち着いて走力が戻ってきたら、カラダの状態も変わってしまいそう……まずはしばらくはこのポジションで様子をみたいと思います。
腰痛はカラダから改善しないとね
>>【ロードバイクの腰痛防止・フィジカル編】カラダのメンテナンスは「ハム・ケツ」集中攻撃! | 凪ロード
【2020.7.1追記】
結局、独力では効果を出せなかったので、柔軟性アップはプロに頼ることにしました!
>>【ドクターストレッチ体験記】ゾンダ価格で自分を追い込み柔軟性をブレイクスルー? | 凪ロード
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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