今や「人生100年時代」なんて言われています。50歳の吉尾はちょうど折り返し……あまり考えないようにしていますが、ふとした時に「いつまでロードバイクを楽しめるのかしら?」と、ちょっぴりブルーな思いをめぐらすことも増えてきました。
そんな折に出会ったのが「70歳のロードバイク」という自転車本。2011年刊行ということですが、その時すでに「100年時代」の到来を予見していたかのような内容で、今読んでもまったく古さを感じさせない良書だと思います。
リタイヤしてからロードバイクを始めた人も多い!吉尾もまだまだ頑張れる?
「70歳のロードバイク」は、シニア世代に向けてロードバイクを楽しむためのメッセージが詰まった本です。今50歳の吉尾が読むと、まさに始まりつつあるカラダやキモチの変化(要は老化^ ^)が、10年後20年後にどうなっていくのか想像できて、ある意味安心できたりします。
本の中では、お仲間のシニアサイクリストの方々のインタビューにかなりのページを割いているのですが、意外だったのが還暦を過ぎてからロードバイクを始めた方が多いこと。もともと別のスポーツをやっていた “転向組”ではなく、本当にイチから乗り始めた方のお話からは、シニアライフのリアリティが伝わってきます。
漠然としていた「ロードバイクは生涯スポーツ」という言葉のイメージが、パキッと具体化するというか、「カラダは衰えていくけれど、ロードバイクはその時のコンディションに合わせていかようにも楽しめる」と信じられるようになりました。とにかく、諦めずにバイクを乗り続けてさえいれば、吉尾もあと20年頑張れるかもしれないな、と。
↑それまでRIDE3000も頑張ってくれると良いのだけれど(^^)
「シニアライダーのためのレベルダウン講座」
ただし、ロードバイクを生涯スポーツとして楽しみ続けるには、いくつかテクニックが必要なようです。著者の長尾さん流のそれは「頑張らない」こと。
体調や筋力をキープするためにトレーニングをしてストイックに取り組むのもステキですが、そこまで打ち込まなくても、それなりに楽しめるのがロードバイクの良いところ。シニアのカラダにマッチした乗り方に変えるだけでも、ラクに速く走れるそうですから今からでも試してみようかな……
コメント
自転車は生涯スポーツであるところも魅力ですよね。僕が入っている自転車乗りのグループは、60代70代の方が多くて、将来の自転車のとの向き合い方の参考にさせてもらってます。
宮川さん
共通の趣味を持つ大先輩が身近にいらっしゃるのは素敵ですね!
そのあたりのお話も、聞かせていただけると有り難いです。
58歳で自転車を20年ぶりに再開したんですが、昨年還暦迎えた時に「あと20年80歳まで元気に自転車乗り続ける」と宣言しました。
孫をロングライドで引き回し、そのうち全く追いつけなくなる日が来るまで走るぞーという目標ができると、健康と安全第一が最優先になりますね。
でも60過ぎると、体調の変化や劣化度合いがそれまで以上大きくなって、その変化に戸惑いもします。
なので、何事も始めるのに遅いということはない、というは本当だと思いますが、衰えを感じない年齢のうちにもっと早く出会ってれば、とも思いますね。
yoshimotoya120さん
80歳までお乗りになるとは!
お孫さんとのライドも楽しそうですね(^^)
うらやましい限りです。