いつかはロードバイク!と思ってはいるものの、実物に跨ったこともないのでジッサイのところがよくわかりませんσ(^_^;)。ちょっと予習のつもりで、Amazon高評価の本書を読んでみました。
アラフォーからのロードバイク 初心者以上マニア未満の<マル秘>自転車講座 (SB新書)
45歳で建築業界から自転車店員に転職した方がお書きになった本です。タイトルどおり、「今は初心者だけど、いずれは…」と思っているオジサンのニーズをよく捉えていて、とても勉強になりました。
■対オジサン接客はこうあるあるべき。「結論を先に言え」的なアプローチが好感度高!
良いか悪いかは別にして、四十を過ぎたオジサンは総じてせっかちです。「これがこうだから、こうなんです」と言われると「これが」あたりで遮りたくなりがち。勢い「こうなんです。なぜなら、これがこうだから」という話法を好みます。なぜなら大概のことは「こうなんです」のところだけ聞いとけば良い、と思い込んでいるからです。記憶力も集中力も低下してくるので、相手のハナシをジッと聞いているということがだんだんと難しくなってきます。(._.)ちなみに、そうじゃないオジサンはとっても好かれますが、絶対数は少ない、と思います。(私がどっちなのかは置いときます)
なので、
完成車は見た目で選んじゃって良し
誤解を恐れずに大胆なことをいうと、きちんとしたスポーツバイクショップに陳列されたエントリーモデルなら、完成車はどれをえらんでもそれほど変わりはありません。
なんてことを言われると、車種がいっぱいありすぎて、面倒になっている反面、損はしたくないオジサンは「えっ、そうなの(^o^)」と、とっても気楽になれます。裏返せば「本当にヤル気なら自分で組みなさいよ」ということ。自転車の階層構造を一言で言い表してくれていますので、初心者にもよくわかります。オジサン担当店員として活躍されたというのも頷けます。
■初心者オジサン最大の課題は、シャーシ(自転車)ではなくエンジン(自分)なのだ
「俺のカラダってこんなに動かなくなっていたんだ!」 45歳で、初めてクロスバイクに乗ってみて 、一番驚いたのはコレです。若いウチはなんでもできたカラダも、30歳、40歳と年齢を重ねるごとに衰えていきます。同時にカラダを動かす頻度も激減…大概のオジサンはこの悪循環の真っ只中で生活しているハズ。
なので、
ロードバイクに乗る前に「申し訳ございませんから腕ダラ~ン」までをちょっとやってみてから走り出してみてください。ダラ~ンとしたところからスッとハンドルに手を添えるイメージです。これだけでだいぶフォームがかわってきますよ!
なんてことを書かれると、「おお、そんな感じでやればいいのか!」と安心します。漕ぐのもツライが、ママチャリとは全く異質な前傾姿勢を維持するのはもっと辛かったりするのです。でも、カラダの衰えを公言するようで、なかなか他人には聞けないもの。オジサンは意外にデリケートなんですよん。
私はドロップハンドルのロードバイクを持っていませんが、愛車のジオス・ミストラルをエビホーン化しているまっ最中。完成したらポジションが変わるので「申し訳ございませんから腕ダラ~ン」をやってみたいと思います。
■個人的にはタイヤを替えようと思いました
回転させるときに必要な力から計算した重量を「等価質量」といいますが、ホイールの場合、これが1.5倍くらい。つまりホイールが200g軽くなると、フレームなどが300g軽くなったのと同じ効果があると言うことです。
これも知りませんでした。初めて乗った時は、その軽さにビックリしたミストラルですが、それでも10kgは優に超える重量です。効率が良いのであれば、高価なホイールまではムリでもタイヤとチューブを細く軽いものにしてみます。違いを体感できると良いのですが…
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そんなに長い本ではないので、一気に読めます。ロードバイクについて、ひと通りの知識は知りたいけれど、自分でイロイロ調べるのも今は面倒(-_-;)という方にピッタリです(って、私か…)。Kindle化されているのもウレシいですね。
Posted from Drift Writer on my iPad
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