4.怒涛の成功体験
フィールドライドでは、津波のような成功体験が待っていました。今までの自分を一気に抜き去る快感と言いましょうか、恍惚と興奮が同時に襲ってくる感じ。普段は一緒に分泌されることがない脳内物質のドーパミンとノルアドレナリンがちゃんぽんしていましたね、きっと。
特に下りのシングルトラック(獣道)は楽しすぎて 「ヒャッハー」状態。座学とドリルでしっかりとした乗り方を体感しているから、ギャップでバイクが振れても気持ちはブレない。時折り訪れる「人馬一体感」に酔えますよ、ホントに。
だけど、今回ご一緒した常連の生徒さんたちはもっと速くて……男性のMさんは当然ですが、小柄な女性の方にすら、登りも下りも追いつけませんでした。乗り方が上手ければ、多少のフィジカルの違いなんて吹き飛ばしてしまう。やっぱり、やまめの学校はすごいです。
シメのメニューは「階段登り」。堂城先生やMさんがサクサク登る様子をみると、内心「意外とやれちゃうのでは?今日のオレ、イケてるし!」なんて思ったりもしちゃいましたが、まあ、見るとやるとは大違い……よく考えてみたら、普通は階段なんて登りませんよね、自転車は。乗り方が上手いのはもちろんですが、MTBの走破性もすごいんだと思います。
5.恍惚の “褒め”
そして、後になって気がついたんですけど「俺って褒められることに飢えてたのかも」。社会人になって30年近くたちますと、他人を褒めることはあっても、褒められることはほとんどありません。
でも、やまめの学校ではとにかく褒められまくります。“褒めのマシンガン”……ああ、カタルシス。なんだか良い気分になってしまって、走りもどんどんポジティブに。最後にはサドルから降りたくなくってましたもん。
「プロの教え」で自転車がもっと楽しくなる
やまめの学校を体験して感じたことは、MTBの楽しさのほかにもうひとつ。それは「ひとりで黙々と走っているだけでは、ブレイクスルーはなかなかこないかも」ということ。
例えば、サドルの座り方ひとつについても、吉尾が思っていたものと、やまめの学校のそれはカラダの使い方が全くの別物。堂城先生のアドバイスがなければ思いもつかない「状態」を指していました。
文字や映像で学べることには限りがあって、「教え方」のノウハウを持っているプロから直接指導を受けて得られる体験とは、やっぱり次元が違います。実際、安曇野から帰ってきてから「いつものコース」を走ってみると、バイクコントロールが安定したうえに、最高速度も確実にアップしていました。
一回参加しただけでこの効果というのは、ある意味「反則ワザ」のような気もしますが、おかげでロードバイクがさらに楽しくなったこともまた事実。「もっと上手に。楽に。楽しく。」やまめの学校のキャッチフレーズを実感しまくりのファーストレッスンでした。
吉尾エイチでした。m(_ _)m
コメント
本を読まれて、目黒で話を聞かれてから、5年ぶりに初めての受講でしたか。2014年6月の目黒には僕も行っておりました。
次はいつ行きますか?
宮川さん
実はその頃からお会いしていたのですね!
次回は……雪が降る前には、お伺いしたいとは思っています。12月では遅いですかね?
いいなぁ、とうとう参加してきたんですね、やまめの学校!
ワタシが世話になってるショップの大将も受講して「目から鱗が何枚も落ちた」って言ってたくらいですから、ずっと気にはなってるんですが…
やはり本を読んだだけではわからない奥深い世界が広がってるんですね!?
yoshimotoya120さん
言葉の意味する状態が、なんとなくイメージしているものとは全く違います。だけど、体験すると納得しちゃう、そんな感じです。私は1度体験しただけですし、筆力もないので、上手に伝えることができませんが……。繰り返しちゃいますが、体験すると後戻りできません。
仙台のショップのオーナーさんというと、ひょっとして、最近、作家さんと実業団チームを立ち上げた方ですか?
もう後戻りできない… ショップの大将からも同じ言葉を聞いたような…(^ ^;)
あ、チーム立ち上げた方とは別人です。
yoshimotoya120さん
おお、ご同類ですな……
yoshimotoya120さんも是非!