フロントホイールを外す際に、カーボンフォークの先っぽについている“脱落防止ツメ”をボリッとやってしまいました_| ̄|○
↑ 幸い“破損”というレベルではありませんでしたが、塗装が剥げてカーボンがささくれています。
カーボンのほころびを止めて、水分と紫外線からカバーする
炭素繊維のシートを重ね、樹脂で固めて成形したものがカーボンフレーム。炭素繊維は非常に安定した素材ですが、樹脂は湿気と紫外線によって劣化するそうです。また、布地と同じように、ほころんだところから傷みが広がってしまいそう。
今回の補修は、カーボンのほころびを固めて、空気と紫外線からカバーするために塗装をしてみました。
瞬間接着剤とクルマ用のペイントでお手軽補修
用意したのは、瞬間接着剤と“タッチアップペイント”と呼ばれるクルマの補修用塗料の2つ。タッチアップペイントは、以前のクルマに使った残り。フレームとは色味が多少違うけれど、目立たない場所なので良しとします。
↑今のクルマは紺色なので、もう一生使うことはないと思っていたけど。なんでもとっておくものですね(^^)
接着剤でほころびを固定
まずは、瞬間接着剤をささくれに流しこんで固めます。接着剤は、ゼリー状よりも浸透性が高そうな液体タイプをチョイス。
アルコールでささっと脱脂した後に慎重に塗っていまきます。万が一手が滑ったときに大変なので、作業のときはフロントホイールを外したほうが安心です。
ペイント作業は、日にちを空けて2回塗り
瞬間接着剤が乾いたら、いよいよ色塗りです。タッチアップペイントについているブラシで、塗料を乗せる要領で作業。今回は、下地の黒いカーボンを空気と紫外線からカバーすることが目的だから、意識して厚塗りしました。
1日目の塗装が十分に乾いたら、重ね塗りをしてさらに被膜を厚くします。このときに大切なのが乾燥期間です。最低でも一週間は欲しいところ。外側は乾いても、内側はなかなか乾かないので注意しましょう。
コメント
素人ですが失礼します。
一言コメントさせてください。
接着剤は本当に危ないですよ!いつ自爆するかわかりませんから!!
私の夫はアルミラグとカーボンパイプを接着されたメーカーの自転車を乗っていましたが、走行中に自爆してしまい、救急車に運ばれ、結果重症を負って今は寝たきりの生活です。
事故してからでは遅いので、気をつけてください。
つまさま
走行中にいきなりフレームがばらけてしまった、ということでしょうか?なんと…
上手い言葉が見つかりませんが、「接着されているものは、いつかは外れる」肝に銘じます。
真摯なご忠告に感謝いたしますとともに、
ご夫君のご回復を心からお祈りしております。