流行りの電動コンポはきっと当分買えないので、前々から気になっていた電動ポンプを試してみました!って、脈絡ありませんが、音が似てますでしょ?
そんなこじつけはともかく。グラベルバイクに乗るようになってから、オンロードとオフロードでタイヤの空気圧を変えてみたりしてるんですけど、そのたびにポンプでシュコシュコやるのがおっくうになってきたんですよねえ……もてもと吉尾は腕力に弱めですし。
co2ボンベを使っているなら、電動ポンプは思ったより重くない
というワケで、今回のテーマは「ライドの携帯ポンプは電動と手動どちらがベターなのか?」を決めること。出先でのパンク修理を想定して、総合的にメリットデメリットを検証していきたいと思います!
電動ポンプ
日邦電機・エルシードAP2
電動ポンプの心臓部は「モーター」。日邦電機さんは、”1954年の創業以来、小型マイクロモーターの開発、設計、製造一筋。”なのだとか。まだまだ玉石混交状態の電動ポンプ界隈では、信頼できるブランドだと判断しました。あのワールドサイクルさんが取り扱っていたことも大きい。
手動ポンプ
ジーヨGP-61S+CO2インフレーター
パンクの経験がないので、5年前に導入して以来フレームの飾りになっているハンドポンプ。「例のポンプ」みたいな特別な仕組みはありませんが、使いやすいモデルだと思います。加えて、自分の非力をカバーするためCO2ボンベも携帯。なので今回は、電動ポンプと手動ポンプ&CO2のコンビで比べてみます。
① 労力は引き分け
サンプルはグラベルバイクに付いている700C ×37Cのやや太めのタイヤ。空気圧は3.0barを基準とします。圧力よりもエアボリュームを求められるシチュエーションです。
電動ポンプの所用時間は2分強。ほぼカタログスペックどおりです。ポンプを持っているだけですので疲れもありません。対して、手動&CO2の場合もボンベで一気に充填し、ポンプで調整するスタイル。時間的には同じくらいだし、初めからポンピングするわけではないので疲労も少ないはずです。
② 電動ポンプの騒音はローラー以上?
覚悟していたつもりでしたが、実際にスイッチを入れてみると電動ポンプの作動音は「爆音」レベルでした。高圧洗浄機に良く似た音で、音圧にすると60〜80db。スマートローラーを上回る勢いですね。出かける前のルーチンにはうるさすぎて家族からクレーム必至なので、使用はエマージェンシー限定が無難です。
③ 6〜10本のパンクに対応できる信頼性
次の比較は「出先のパンクに何回耐えられるか?」。電動ポンプはバッテリーのランタイムをテストしました。カタログでは「MTBタイヤなら8本・ロードタイヤなら10本」となっています。
実際に700C ×37Cタイヤに連続6回充填してみましたが、バッテリーの目盛は1つ消えただけ。8〜10本のキャパシティに偽りはないようです。一方、CO2ボンベは使い切りなので、この勝負は電動ポンプの勝ちとします!
④ キャパシティを揃えたら、実は電動ポンプの方がコンパクト
個人的にもっとも注目したいポイントが携帯性。個数を揃えて比べると電動ポンプの方が100gほど重くなってしまいますが、タイヤ8本分キャパシティ、つまりCO2ボンベ8本と比べたら電動ポンプの圧勝。実に300gも軽量です。パンクの神様に気に入られがちの方には電動ポンプが断然おすすめ!
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