⑤43回以上パンクしたら割安になる電動ポンプ
価格の比較では手動&CO2コンビが優勢です。ジーヨGP-61Sは1200円。CO2インフレーター単体が1000円。消耗品の16gボンベがアマゾンの裾値で150円くらいです。
エルシードAP2は送料込みで8500円。本体の差額6300円をボンベの単価150円で割った損益分岐点は42本となります。
電動ポンプVS手動ポンプ+CO2星取表
エルシードAP2 | ジーヨGP-61S+CO2 | |
労力 | △ | △ |
騒音 | × | ◯ |
キャパシティ | ◯ | × |
携帯性 | ◯ | × |
価格 | × | ◯ |
どちらも2勝2敗1分という、なんとも煮え切らない結果となりました。決して忖度したわけではないのですが……うーむ。
電動ポンプがマッチするサイクリストさんは?
要はどちらも一長一短で、携帯する目線ではポンプの電動化に圧倒的なアドバンテージはない、ということ。自分のスタイルにあった方を使えば良いのですけど、強いて言えば、電動携帯ポンプをおすすめしたいサイクリストさんは、こんな人ではないかしら?って、全部吉尾の使い方です。
Aタイプ
路面によって空気圧を上げ下げする
電動ポンプの最大のメリットは「ポンピングからの解放」。CO2インフレーターという飛び道具があるパンク修理には恩恵が薄いわけですが、さすがに空気圧を調整するためだけにCO2を一本あけちゃう剛毅な方は稀でしょう。
Bタイプ
腕力に自信がない、もしくはメンタル弱め
一部を除いて大抵のハンドポンプは空気圧が上がるほど押し込みにくくなります。どうしても「ラストスパートにヘタれる」方とか、ただでさえ気持ちが下がるパンク修理に心を折られてしまいそうな方。
Cタイプ
クルマの空気も自宅で入れたい
セルフ方式がスタンダードになったガソリンスタンド。レースのピット作業のようなスピード感が求められる中、給油以外のことがしにくいと感じるのは吉尾だけでしょうか?
これまでは自転車用フロアポンプを使って空気の継ぎ足しをしていましたが、0.1bar上げるにも結構大変なんですよ。電動ポンプならスイッチを押すだけですからめっちゃラク(うるさいけど)。
Dタイプ
とにかくパンク祭りになることがある
回数をこなせることも電動ポンプのメリットのひとつ。パンク・デーに当たっても楽しめるハズ(がない)。
おまけ
エアゲージも実はジーヨの方が正確だったり
これは意外な結果でした。パナレーサー のデジタルゲージをベンチマークに比較したのですが、電動ポンプは同じデジタル式のエアゲージにも関わらず、3%ほどマイナス誤差がありました。ジーヨのゲージはざっくばらんなルックスとは裏腹に精度はピタピタ!ただ、このあたりは方式の違いというより、個体差の要因が大きいので、参考程度に考えています。
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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