ロードバイクのアーレンキー(六角レンチ)おすすめ6ブランド【最初の1本に悩むあなたに!】

半年ほど「飾りもの」と化していたロードバイクを再起動するために、ぼちぼちメンテナンスを始めた吉尾ですσ(^_^;)。久しぶりに工具を握ってテンションが上がったので、今回は大好きな 「アーレンキー(六角レンチ)」について書いてみたいと思います。

ロードバイクメンテナンスの主役はアーレンキー!

鬼に金棒、猫に鰹節とくれば、ロードバイクには当然 「アーレンキー」です。なぜかといえば、ロードバイクに使われているネジのほとんど(というより「全て」と言って良いくらい)が「六角ネジ」だから。このネジを締めたり緩めたりする工具がアーレンキーですからロードバイクとは切っても切れない仲、というワケなのです。


↑ロードバイクはこの六角ネジで成り立っているのだ


ちなみに、以前数えてみたところ、ロードバイクのフレームとパーツをつないでいる六角ネジは30本ほど。この30本を緩めていくだけで、ロードバイクは24個のパーツに分解できちゃいます。

>>ロードバイクに使われているアーレンキーの数を数えてみました【ロードバイク分解白書・中編】 | 凪ロード

アーレンキーを選ぶ時のポイントとは……

さてこのアーレンキーという工具、いざ選ぼうとググってみると、出てくる出てくる!ぱっと見でわかるところで言えば、長さやカラー、セットになっている本数など、バリエーションがハンパない。お値段も千差万別で一体どれを選んで良いのやらσ(^_^;)

おすすめアーレンキーに行く前に、まずは選ぶ際のポイントをまとめてみました。

【工具の長さ】
最初の一本はロングタイプがおすすめ

アーレンキーには、長手(A)と短手(B)2つの長さがあります。


商品名に混じる“ロング”や“ショート”のフレーズは Aの長さを表しています。通常、本締め(最後にしっかりとネジを締めること)は、B側をネジ穴に差し込み締めます。その際テコの原理が働いて、Aが長いほど少ないチカラでネジを締められるというワケ。緩める時も同様で、固く締まったネジを回すには、ロングタイプの方が遥かにラクです。

使う頻度が一番多い「5ミリ」サイズで言うと、長手が17センチくらいのモデルが好みです。


さらに、気をつけたいのが短手の長さ。 「スタビ」と言って、狭いところでも使えるように、ワザと短くしたタイプがあります。今まで「用意しておけば良かった」と後悔したことはありませんから、最初の一本はレギュラータイプがベターな選択だとおもいます。ぱっと見で「みじかっ」とツッコミたくなるルックスなので、間違える心配はないでしょう(^^)


↑これなー(^^)

【サイズバリエーション】
1.5〜10ミリが一気に揃う9〜10本セットがおすすめ

アーレンキーは締めたいネジのサイズに合わせて、バリエーションを揃えなければなりません。ひとサイズづつ買い揃えることもできますが、数サイズがセットになったものの方が割安。6サイズか9サイズのセットが一般的です。


↑たまに7サイズセットなんてのもあります


ロードバイクに使われている六角ネジのほとんどが2〜6ミリサイズなので、6本組を買っておけば大概の作業には対応できます。でも、ワタシのおすすめは、敢えての9本組。

10ミリまでカバーしておけば、ホイールによってはフリーの交換に使えます。また、今は使うところがなくても、次のバイクには必要になるかもしれません。その時になって、バラで買い足すよりも安上がりですよ。

【ボールポイント】
ネジ締め緩めがサクサク進む

次は、長手の端っこのカタチの違いについて。短手同様スパッと切り落としたようなタイプと丸っこいタイプがあります。おすすめは後者。 “ボールポイント”と言って、ネジ穴にナナメに差して使えるので、作業効率が格段に上がります。


↑ ボールポイントで本締めはできないので注意です

【軸の形状】
精度と強度を求めるなら丸軸と言われているけど……

アーレンキーの軸には、名前の通りの “六角軸”と “丸軸”があります。これは製法の違いで、六角は “引き抜き”、丸軸は “切削”というのだそうです。


↑左が引き抜き、右が切削タイプ。ネジサイズが同じでも、軸の太さが違いますね。


切削は丸軸から先端の六角形を削り出すので、引き抜きタイプと比べて、工具としての精度が高い(=ネジをなめにくい)と言われます。加えて、切削タイプの方が必然的に軸太になるので、工具がしならず、パワーをしっかりかけられるのが特徴です。


↑切削タイプの方が、ネジ穴にぴったりフィットする……気がする(^^)


一方で、「PB」というブランドのロングセラーモデルは六角タイプですが、非常に精度が高いです。軸のカタチは目安にはなりますが、それだけで工具の良し悪しを判断することはできないようです。

【軸のカラー】
色分けされている方がわかりやすい

サイズごとに色分けされている便利なアーレンキーもあります。例えば、シートポストは赤」のように、パーツと色を結びつければ覚えやすいですね。

【念のため】
インチサイズに注意

同じアーレンキーでも、海外規格のインチサイズのものがあるので、間違えないようにしたいところ。大概のロードバイクのネジはミリ規格です。

おすすめアーレンキーは6ブランド!好みと予算で選んじゃおう

アーレンキーを選ぶ際のポイントはいかがでしたでしょうか?金属の棒をただ曲げただけのように思えますが、意外と奥深い工具ですよね。でも、我々アマチュアがロードバイクのメンテナンスに使うなら、
・ ロングサイズ
・ 9〜10本セット
・ ボールポイント
の3点を押さえておけば、あとはピピッときたものを選んでしまって良いのでは?と考えています。毎日何十本もネジを締めるプロと違って、我々がネジを締める頻度といったら、一生に何本締めるのかしら?というレベルですからねー(^^)

一流品をチョイスして、 “持つ喜び”を噛みしめるのもゾクゾクするし、コスパ最優先で予算を浮かして、他の自転車グッズやウエアに回すのも賢い選択。というわけで、吉尾がこれまでに検討してきた6ブランドを、おすすめアーレンキーとしてご紹介します。

【PBスイスツールズ】
お金に糸目はつけないが、後悔だけはしたくない!というあなたに。

高い精度と絶妙なシナリ具合にファンが多いプロ御用達ブランド。最近、丸軸タイプもリリースしましたね。

プロのみなさんからの信頼は絶大!

  • 技術の森 – 六角レンチの選定について
  • 【Wera(ヴェラ)】
    パワー重視!ガンガン締めて、ガンガン緩めたいあなたに。

    ネジ穴をなめにくい「面接触構造:Hex-Plus」と、しなりが少なく、ダイレクトに力が伝わる丸軸ボディが特徴的。

    【BONDHUS(ボンダス) 】
    14Kコーティングがたまらない!ゴージャスさを追い求めるあなたに。

    アメリカメーカーらしい派手なカラー!実は世界で初めてボールポイント六角工具を考案したメーカーなんだそうですよ。

    【KTC(京都機械工具)】
    一度は使ってみたい信頼のブランド

    日本を代表する工具のブランドといえば「KTC」。ホームセンターでも買えるけど、他の工具とはちょっと別格扱いされていて、個人的には “憧れの”ブランドです。自動車工具からスタートした会社ですが、最近では自転車メンテナンス用のラインナップも充実。吉尾も絶賛愛用中です! (アーレンキーしか買えませんが……)

    【エイト】
    なんと、アーレンキーしか造っていない会社!

    六角レンチに特化した国内メーカー「エイト」。専門でやっているだけにこだわりがスゴイ。増し締めパイプが2本もついていたり、ボールポイントにゴムがついていたりととてもユニーク。

    【ベッセル】
    大正5年創業!超老舗メーカー

    ドライバーで有名な国内工具メーカー。お値段はリーズナブルなのに、プロにも愛用されるクオリティを持つ優秀なコスパが魅力。ボールポイントの形状が特徴的。

    【まとめ】自分のお気に入りが「ベスト・アーレンキー」

    いろいろと、もっともらしいことを書き連ねてみましたが、結局のところ、自分が選んだ工具が一番なのだと思います。ワタシがKTCのアーレンキーを選んだ理由も、

    ①一度はKTCブランドを使ってみたかったから
    ②一度は丸軸タイプを使ってみたかったから

    実はこれだけ(^^)。だけど、とっても満足してます!趣味の自転車の世界は、キホン的に “エモーショナル”なものだと思っている派なので……。この記事が、みなさんと工具の素敵な出会いに少しでもお役に立てたら幸いです。

    吉尾エイチでした。m(_ _)m