吉尾の愛車は2016年型の「メリダ・RIDE3000」。石畳みの悪路が続くクラシックレース「パリ〜ルーベ」を走破するために開発された振動吸収性を重視したモデルです。
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当時は、その乗り心地の良さにアップライトなポジションを組み合わせ、ロングライド向きの 「エンデュランス・ロード」としてラインナップされていました。でも、エアロモデルがデビューして、主力のオールラウンドモデルとの差別化が曖昧になってきたところに、未舗装の路面に強いグラベルモデルにトドメを刺されてあえなく廃盤……(泣)。
↑乗り初めて丸3年で、同型を見かけたのは1度きり。単に売れなかっただけ?
ところが今年、メリダから再び「エンデュランス・ロード」が突如リリースされました。もっとも、かつてのような悪路レース用のパヴェモデルではなく、最初からエンジョイ系に振ったパッケージになっていますが。
↑その名も「スクルトゥーラ・エンデュランス」!RIDEじゃないのね……
そういえば、ピナレロやサーヴェロもロングライドを謳ったニューモデルを発表していますね。一度は下火になったものが、一定の周期でリバイバルするのはよくあること。まさに“時代はめぐる”(byみゆき)のか?今回は「イマドキのエンデュランスロード」3モデルにフォーカスしたいと思います。
エンデュランスの解釈は3社3様(っぽい)
かつてのエンデュランスモデルといえば、路面の振動を吸収する柔らか目のフレームと長距離走行の疲労を軽減するリラックスしたポジションが特徴でした。
そこから、ショックアブゾーバーのようなギミックを搭載したモデル(トレックのドマーネやスペシャライズドのルーベが有名)に進化していくわけですが、今年リリースされた3モデルは、それとは少し性格が異なるようす。残念ながらどれにも乗ったことがないので体験談は語れませんが、メディアの報道をベースに、ひと昔前のエンデュランスロードを乗り続けた自身の経験を交えて書かせていただきます。
メリダ・スクルトゥーラ・エンデュランス
こちらは新モデルのスクルトゥーラ エンデュランスです。
試乗した中では乗ってて楽しいモデルでした!
32mm幅の太いタイヤを履いていた事もあり、走り自体は若干重たく感じましたが、
快適性が非常に高く、舗装されてない道も快適に走行できるので、軽いグラベル用途にもアリです。 pic.twitter.com/pS9AqqUcEy— サイクルショップカンザキ阪急千里山店 (@cskanzaki) 2020年8月18日
3モデルの中では、1番オフロード寄りのキャラクターを持つモデル。35Cのスリックタイヤまで装着可能なクリアランスや、標準装備のフェンダーマウントから路面を選ばない「走破性」を重視していることが伺えます。
とはいえ、メインはあくまでもオンロード。「長い距離を走っていれば、突然、未舗装路に出くわすこともあるはず」なんていう想定なのかしら?実際、フレームは硬めらしく、見た目以上にキビキビ走るバイクのようです。
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