【サイクルウエアへカスタマイズ】ジレの背中をスルーポケット化する

ロードバイクのウェア

一般的なスポーツウエアをカスタマイズしてサイクルウェアに仕立ててみよう!という誰得?な企画にチャレンジします。記念すべき1回目(2回目はあるのか?)はみんなが大好きなジレ。


↑自転車に乗り出す前から家にあった良くあるタイプ

脱いだり着たりが煩雑なのに……

ジレは季節の変わり目やライドのシチュエーションにあわせて、脱いだり着たりを繰り返す「お助けウエア」。実際、携帯性を重視して小さく折りたためるタイプが主流です。

吉尾が愛用しているジレは自転車用ではないのでパッカブルとは言えませんが、それでも何とかジャージの背中ポケットに収めることはできます。ただ、前々から気になっていたのが、ジレを着てしまうとジャージの背中にポケットへアクセスしづらくなってしまうこと。


↑こういうのが良いのです

ポケット付きのジレもありますが、脱いだり着たりのタイミングで荷物をいちいち入替えなくてはならないわけで、それはそれでちょっと億劫に感じます。個人的なベストチョイスは背中にスリットが入っていて、ジレを着たままでもジャージの背中ポケットを探ることができるモデル。でも、ニーズがピンポイントすぎるせいか既製品ではなかなか見つからないんです(あっても在庫切れだったり・・・)。

ならば、自分で作ってしまおう!

というわけなのです。もし、今お持ちのジレに同じような不満をお持ちの方がいるのだとしたら、少々荒っぽいやり方ですが参考ぐらいにはしていただけるかも。

工程は非常にシンプル

①ジレの背中に切り込みを入れる


↑まだ着られる服を自ら切り刻むのはドキドキしますね

②切り口にシートを貼ってほつれを防止


↑本来は穴あきの補修などに使うアイテム


↑テープの圧着にはローラーがあると便利

③両端を糸で補強


↑糸はレジロンがおすすめ

以上です。

薄手のナイロン生地にミシンを使う技術のある方ならもっと良いやり方があるに違いありませんが、吉尾のノウハウではこれが限界でした。

風のバタ付きもなく期待どおりの仕上がり!

こうしてジレの背中にバッサリと切れ込みが入りました。ただそれだけなんですけど、ジャージの背中ポケットへのアクセスは期待どおり。脱いだり着たりが煩雑になる春先のライドでもストレスを感じることはなさそうです。


↑カッコ悪いかもですが、自分では見えないのでヨシ!

背中をバックリ開けてしまったので、ヘリが風でバタバタしちゃう事態を覚悟していたのですが、どういうわけか気にするほどのこともなく……あー、前傾が足りないからだ、きっと。かなりアップライトに戻したグラベルバイクのポジションが、思わぬところで良い結果に繋がりました。満足!

ナイロン補修シートの耐久性がすごい

そんなわけで、ジレのスルーポケット化は珍しくノントラブルでしたが、ここで声を大にしてお伝えしたいことがあります。ほつれ防止に使った補修テープが実に良いのです。

実物は想像よりもペラペラで、正直なところ「大丈夫かコレ?」というのが第一印象。でもしかし!今まで洗濯機で4・5回ザブザブ洗っていますが、剥がれてくる気配は1ミリもありません。このタフさは素晴らしい!修理を諦めてしまいがちなナイロン系のウエアの破れもこのシートなら結構イケちゃいそうですよ。

↑カワグチさんといえば、滑り止めの「スベラナイン」にもお世話になっていたっけ

吉尾エイチでした。m(_ _)m

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