【ビンディングシューズの選び方2021年版:足型編】元シューズバイヤーが試してわかった足型別のおすすめブランド

ロードバイクのシューズ&ペダル

【吉尾の足はどんな足】
① 足長/左・EU40強、右・EU40弱
② 足囲/左・D、右・Cに近いD
③足先/ギリシャ寄りのエジプト
④かかと/細目で出っ張りが少ない
⑤土踏まずの高さ/普通

まとめると、「小さめ×細め×甲薄め」。かと言って、ヨーロッパ系のシューズがバチっとハマるほどスタイリッシュではなく……普段履きはともかく、スポーツシューズはなにげに選びにくい足型です。

細めの足型におすすめなブランド

昔から「日本人の足=幅広甲高」というイメージが強いため、幅広モデルを揃えているブランドは珍しくありませんがその逆は皆無。細めの足型は、それはそれで意外と靴選びが難しかったりもします。

そこで今回は、吉尾が実際に購入したり、試履きをした中で「これは!」と感じたブランドをご紹介したいと思います。靴の幅はブランドごとに傾向があるので、一度決まってしまえば後がラク。まずはお気に入りのブランド探しから始めましょう。

ボントレガー

吉尾の足には「今のところベスト」なブランド。やや細身ながらも、つま先の捨て寸がしっかり取られているので、足指に対するストレスはありません。ただし、足入れは若干深め。


↑ミドルクラスの「サーキット」を愛用

オプションのインソールを使うことを想定しているのかもしれませんが、その厚みでカカトの収まりが浅くなってしまいます。吉尾のようにカカトが小さめの方は、ちょっぴりカパカパしてしまうかも。

ジロ

元々バイクやウィンタースポーツ用のヘルメットから始まった今ではUCI ワールドチームをはじめ、世界のトップライダーたちに支持されるサイクルギアの総合メーカーに成長しています。高性能でありながらもスタイルを感じさせる“こなし”が魅力。個人的には速くてオシャレなサイクリストに愛されているイメージがあります。

↑エントリーモデルの「プライベーター・レース」を買ってみました!

吉尾は速くもオシャレでもないけれど、紐のビンディングシューズに興味があったので、グラベルバイクに合わせてSPDタイプを試してみました。購入の決め手は履いた感じがボントレガーに似ていたこと。捨て寸がほんの少しだけ狭く感じるくらいで、おそらく問題はないかと。


↑見た目はほぼ同じ。インソールも共用できちゃうくらい。

ジロは全体的にナローな造りで有名ですが、実はモデルのコンセプトにあわせてラストを替えているそうです。足囲が広めだからと諦めずに、いくつかのモデルを試してみるとピタッとくる一足が見つかるかも。プライベーターの詳しいインプレは後日アップさせていただきます。

フィジーク

試履きをした際、ジロと最後まで悩んだブランド。ほどよくタイトな足入れと、個人的なウィークポイントである甲の部分とカカトの工夫が気に入りました。

↑色使いもステキ!

吉尾の足は甲のカーブがイレギュラーなようで、ベロがすぐに外側にズレちゃう。これが地味にストレスなんですけど、フィジーク のシューズは甲の“合わせ”が外側にオフセットされているのでなんとも具合が良い。

あと、カカトの内側にシリコンの滑り止めが打ってあり、出っ張りの弱いカカトでもしっかりホールドしてくれます。

シディ

1959年創業のイタリアの老舗。オートバイブーツとサイクルシューズの専門ブランドです。フィジーク同様、細めの足入れですが、カカトが大きめに感じました。足囲に対してしっかりしたカカトの足の方にはフィットしそうです。

↑カカトを調整できるモデルはおすすめ

広め高めの足におすすめのブランド

やや細めな吉尾の足では、足長で合わせると足囲がブカブカ……つまり、標準〜広めの足型のサイクリストに試して欲しいゆったりめのシューズ。

ノースウェーブ

1980年代初頭に設立され、1993年から自転車用シューズに参入したイタリアメーカー。BOAではなく自社開発のダイヤルシステムで差別化するこだわり派です。デザインやカラーリングが好みだったので、手当たり次第に10モデルほど試履きしたものの、全てアンマッチ。ここまで相手にされないと、むしろ清々しさを感じます。

↑広めの足に悩んでいる方は足を入れてみる価値アリ!

シマノ

コンポも釣りのリールもシマノ好きな吉尾ですが、シューズの相性は今ひとつ。かつて、エントリーモデルをネットで購入した際、どうしても履き心地に慣れなかった経験があります。足長に対して足囲が広く、靴の中で足が泳いでしまうんです。シマノ製品はコスパが良いので残念でなりません。


↑足先がななめに丸いオブリークトゥは合いませんでした……

ただし、シマノのシューズはバリエーションが多いので、中には細めのモデルもあるようですし、数年ごとにラストを見直すこともあるらしい。いろいろと試してみれば、何かのタイミングで「ピッタリサイズ」に出会えるのかもしれません。

↑軽量なグラベルシューズはとても気になる

世の中にある全てのビンディングシューズを履き倒せたわけではありませんが、自分の足で体感したブランドだけを載せています。皆さまのビンディングシューズ選びのご参考になれば幸いです。

吉尾エイチでした。m(_ _)m

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