中古のWH6800を使い始めて1年半。ずっと気になっていることがありました。それは……
「ホイールのセンターがズレているかも?」
ってこと。
ヤフオクで手に入れた当時にしたことといえば、簡易な振れ取りだけ。センター出しまでは手が回りませんでした。
>>【WH6800ホイールの振れ取り】タイラップを使った簡単メソッドは初挑戦でもなんとかできちゃいます! | 凪ロード
本格的なホイール調整には専用道具が必要ですが、決して安いものではないし、道具があっても使いこなす自信もなし。実はホイール調整だけには足を踏み入れないようにしていたのです。苦手なんですよねえ。左右対象とか、バランスをとるとか……バイクをイジるのは好きなんですけど、ぶきっちょなんです。致命的にσ(^_^;)
でも、ニューホイールを狙うにあたって「調整も自分でできるようにしないとね!」と一念発起。今回は「センター出し」と「振れ取り」にチャレンジしてみたいと思います。
センターゲージでホイールのセンターをチェック
センター出しとは、ホイールのリムがハブの真ん中にくるように調整すること。これがズレていると、キャリパーブレーキの調整やハンドリングなどに影響が出てしまうようです。
↑凄まじい描画でごめんなさいm(_ _)m
センター出しには、「センターゲージ」という専用の道具を使います。道具がなくてもホイールを左右ひっくり返してフレームに収めてみればズレがわかるそうですが、まずはセオリーどおりに進めてみたいと思います。
↑これがセンターゲージ
↑リアホイールの片側にあてて、真ん中の調整ネジをロック。そのまま反対側に当ててみると……
↑見事にズレてます。3〜4ミリほどスプロケ側に寄っているみたい。いやー、これほどとは!
↑赤ワクの状態になっていました!
実際の調整作業については後編で詳しくお伝えしますが、その前に。「センター出し」に必要な道具をまとめてみました。
本格的なホイール調整に必要なモノたち
結構あれこれありますね(^^)でも、結論を申し上げてしまうと、ヒジョーに作業かラクです。ぶきっちょだけど、ホイール調整したい!という方は揃えておいてソンはないですよ、ワタシでも、なんとかなりましたから\(^o^)/
センターゲージ
記事の前半でお伝えしたとおり、ホイールの「センター」が出ているか確認するモノサシとなる道具。直接の修正作業をするためのものではありませんが、センスと経験がないワタシは素直に調達しました。
PWTというブランドの「プロフェッショナル リム センターゲージ WAG1930」をチョイス。 「プロフェッショナル 」という響きに弱いんです。えへへσ(^_^;)
振れ取り台
こんなに大げさなルックスのくせに、振れを取ったり、狂ったセンターを直したりしてくれるワケではありません。そのかわり、ホイールの振れ具合はとてもよくわかります。
今回はPWTブランドで揃えてみました。というより、振れ取り台の評判が良かったので、センターゲージもPWTにした次第。振れ取り作業の様子は後編でお伝えしたいと思います。
ニップルレンチ (スポークレンチ)
スポークを締めたり緩めたりする工具。これがないと作業できません。ペンチやプライヤーでは代用できないと思いますが、サイズが合えば、スパナを使っている方もいます。
ただ、ニップルをナメてしまうと、シロートにはリカバリーできないので、くれぐれもご注意(^^)
ホイールに使われているニップルに合わせて揃えます。サイズがわからない場合はノギスで測っておきましょう。ちなみに、ワタシのホイール「WH6800」のニップル(正確にはプラグ)サイズは4.3ミリです。
↑セルフメンテナンスをするなら、ノギスが1本あるとなにかと安心です。
スポークホルダー
ホイールに使われているスポークが、平べったい“エアロスポーク”ならば非常に便利な道具。ニップルを回した時に、スポークがヨレないように、このホルダーで保持しながら作業します。
エアロスポークは進行方向に対して空気抵抗の軽減を狙った形状をしているので、向きが変わると逆効果になってしまいます。
テンションメーター
スポークの張り具合を見える化してくれる道具。残念ながらワタシは持っていません。調整のウデが上がってきたら買おうかな……。
ワタシが実際に揃えたモデルはこちら↓プロ仕様ではありませんが、どれもちゃんと使えていますし、使いやすいですよ(^^)
吉尾エイチでした。m(_ _)m
コメント