【クイックリリースの強度】安心なのは内臓カム×太めシャフトの組み合わせ?

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年明けからこっち、緊急事態宣言にあわせて外ライド自粛中の吉尾です。ゆとりの時間が増えるなか、昨年書き留めておいたメモをつらつらと読み返していたらちょっと気になるネタを見つけたので、このあたりで書かせていただきたいと思います。今回のお題は “クイックリリース”。軽量化のコスパが良いパーツなので、カスタムしている方も少なくないはず。

 

コーナーでリムがブレーキを擦る原因はクイックリリースの強度?

きっかけは曲がるたびに聞こえる異音でした。直線では問題ないのですが、スラロームのようにグイッと急旋回させたときだけ微かな擦過音が鳴ることに気付きました。ホイールを入れなおしたり、クイックリリースの締め付けを強めたりしても状況は変わらず。ならば、ホイールの振れかブレーキシューのクリアランスだろうと、調整を繰り返してみましたがこちらも不発。もちろん、ブレーキシューを盛大に広げてしまえば解消しますが、それでは制動力に不安が残ります。


↑見た目からはまったく問題は感じられません

例によってグーグル先生に教えを乞うてみると、クイックリリースそのものが原因になっているケースもあるのだとか。吉尾のクイックリリースは、wiggleのPrimeホイール付属の、いわば純正品。まだ数千㎞しか使ってませんし、高速でコーナーを攻めるようなクイックリリースに負担をかける乗り方もしません。が、ものは試しとシマノのクイックリリースに交換してみました。「ポイントは強度」ということでしたので、軽量化優先のロード用ではなく、いかにも頑丈そうなMTBコンポのミドルグレード「デオーレ」をチョイス。まんまと異音は解消されてしまいました。


↑艶消しのブラックカラーが良いですね

 

クイックリリース選びの2つのポイント

トラブルをクリアできたので嬉しいことは嬉しいのですけど。なんだかか狐につままれたような気分……。ただ、Prime のクイックリリースに戻すと異音も戻るので、やはり原因はそれ。クイックリリースって、しっかり締め付けることができればよいのだと思っていましたが、パーツ自体の強度(剛性)も外せない要素なのだと体感しました。

 

ポイント①:締め付け力(と持続力)
カムはオープンかクローズか?

Primeとシマノのクイックリリースを比べてみると、真っ先に目につくのが締め付けレバーまわりの違い。Primeはまっすぐな形状でカムがむき出しになっています。対してシマノは内臓式のカムから横方向にレバーが生えています。


↑Primeはオープンカム、シマノはクローズカムを採用

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