レーパンって、スポーツウェアのくせに意外とデリケートな素材で出来ているんですね~
実はワタシ、ファッション系小売業に勤めておりまして、繊維にはちょっとだけうるさかったりするのです。(エッヘン)
というわけで、レーパンの快適さのトリコになってしまった吉尾が、正しいアフターケアを考えてみました。
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◆結論:レーパンは意外とデリケートだったりする
先に、洗濯のポイントを言ってしまうと…
1.履いたら直ぐに洗う
2.手洗いがベター、洗濯機ならばネット使用のこと
3.洗剤は蛍光剤不使用がベター
4.漂白剤やクリーニングは厳禁
5.室内で吊干しがベター、乾燥機は避ける
こうやって列挙すると、「スポーツウェアなのに、そんなに気を使わないとダメなの~?」という声も聞こえてきそうです。(^◇^;)
ご興味を持っていただいた方は、この後も読んでみてくださいね。
1.履いたら直ぐに洗う
Wellclsのレーパンには「ナイロン80%・スパンデックス20%」の生地が使われています。レオタードとか水着に多い組成ですね。
ナイロンは比較的強い素材なのですが、伸縮性に優れたスパンデックス(ポリウレタン)はやや弱い繊維。
塩素や皮脂など汚れの成分や紫外線などに反応して劣化しやすいですから、ライドに着用した後は、できるだけ早く洗濯しましょう。
未使用でほっといても、空気中の水分と反応して、数年でボロボロになってしまうという特性があります(加水分解)から「一生モノ」にはなり得ないんですけどね(≧∇≦)
それだけに、少しでも長持ちさせる正しい洗濯をしたいものです。
2.手洗いがベター、洗濯機ならばネット使用のこと
パッドの保護のためです。パッド面をみると、肌触りの良い柔らかいメッシュが使われています。
ただでさえ、摩擦で劣化していく部分ですから、洗濯でさらにダメージを加えないように心がけたいもの。
3.洗剤は蛍光剤不使用がベター
4.漂白剤やクリーニングは厳禁
こちらも「1」同様、ポリウレタンの劣化を早めないためです。
お風呂に入りながら、レーパンだけ中性洗剤で手洗いなんてのがベストですねえ(^^)
5.室内で吊干しがベター、乾燥機は避ける
ナイロンもポリウレタンも紫外線による劣化が起こるので、干す時まで日光に晒すのは避けたいところ。
↑中学生の娘ちゃんからは「お猿パンツ」と命名されました…うまいね。
また、熱に弱いから乾燥機の熱風も避けた方が無難。ナイロンは吸湿性が低く乾きやすいので、脱水さえやっておけば、部屋干しでも一晩あればなんとかなるはずです。
◆洗濯絵表示を読み解いてみる
参考までに、縫い付けてある洗濯絵表示も確認してみますね。
左から順に
・洗濯機可(水温40℃まで)
・アイロン可(低温)
・塩素系漂白不可
・吊干し
となってます。ワタシのおすすめよりもラフですね…。(^◇^;)
あくまでも「より長持ち」させるには…という視点で書いてみましたので、そこはご理解いただけると幸いです。
ちなみにこの絵表示、国産の衣類も画像のような海外規格(ISO)に合わせたものに変わっていきます。
馴染みの深いアイコンだったので、個人的にはちょっぴり寂しいですね。
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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