新しい年を迎えるにあたり、実は愛車のタイヤを新調していました!
中古のWH6800ホイールにオマケでついていたタイヤはIRCの「ロードライト23C」。走行3000キロのくたびれたコンディションでしたが、チューブレスタイヤの快適さは味わえました。というワケで、おニューのタイヤももちろんチューブレス!
今回、選んだモデルは「フォーミュラプロRBCC」。廉価版のロードライトからワンランクアップ!ちょっと気張ってみましたよ。タイヤ幅も一回り太い25Cです。先日レンタルしたメリダ・リアクトのタイヤが25Cで、そのしっとりとしたフィーリングを気に入ってしまったのです^ ^
生まれて初めての「新品」のチューブレスタイヤ。その感動はとても1記事では書ききれません!数回に分けて作業性や乗り心地などをレポートしてみたいと思います。
\(^o^)/
◆9年ぶりのフルモデルチェンジで気を引かれたのは「取り付けやすさ」
チューブレスタイヤのパイオニアとして2007年に発売された「IRC・フォーミュラプロ」。昨年3月のフルモデルチェンジで大幅に進化したらしいです。
「グリップ力」「コントロール性」「耐パンク性」といった走行性能の向上に加えて、チューブレスタイヤの最大のネックである「ハメにくさ」が改善されたというのですからこれは嬉しい!
その安全性を維持しつつ、ビードの周長や形状、ケーシングなどを見直すことで組み付けやすさを改善してきたことにより、最新のモデルは初代とは別物と言っていいほどに作業性が向上している。
<出典元>開発者に聞く チューブレスタイヤ 取り付けのコツ:シクロワイヤード
それまで履いていたロードライトはかなりくたびれていたので、取付の苦労はありませんでしたが、新品のチューブレスタイヤといえば「乗り心地は良いがめっさハメにくい」というのが定説ですからね……。シクロワイヤードさんの記事のおかげで安心して購入に踏み切れました。
◆新しいフォーミュラプロはクリンチャー並のハメやすさ!
さて、能書きが長くなりすぎましたσ(^_^;)とっとと作業に入りたいと思います。
基本的な取付手順はこちら↓
1.バルブの反対側から、片側のビードをリムに落とす
↑片側は全て手作業でOK
2.リムの真ん中の溝に全周落としたら、もう一方のビードをバルブの反対側からはめる
↑タイヤレバーなしでも、ここまでハメられました!
クリンチャータイヤでもモデルによっては取り付けにナンギするものがありますから、もはやチューブレスタイヤの作業性のハンデはなくなった!と言ってしまいます。
3.手ではめられる限界まできたら、専用タイヤレバーで少しずつビードを収める
ここからはタイヤレバーを使って作業。はみ出したビードの端にレバーを差し込み、テコの要領で少しずつ収めていきましょう。
特にバルブ周りはビードが落ちにくいので要確認です。チューブがないから「噛み込みパンク」を気にせず、大胆に作業できますね。
↑タイヤレバーには向きがあります。取付は◯印側を使います。
タイヤレバーは必ず専用品を!クリンチャー用のレバーをチューブレスタイヤに使うとホイールのリムを傷つけてしまうことがあるそうですよ。
4.石鹸水をビードとリムの間に塗る
両側のビードが落ちたら、リムとの間に石鹸水を塗布。次の手順でビードをしっかり上げるための下準備です。IRCのサイトでは、一番最初にリムに塗布とありますが、ビショビショになりそうだったので、手順を変えてみました。
↑このタイミングで石鹸水を塗布するなら、スポンジより筆の方が良いです。結局、ビショビショσ(^_^;)
石鹸水と書きましたが、正確には「中性洗剤を薄めた液」です。石鹸はアルカリ性なので、ホイールのアルミを痛めてしまいそうで……念のためです。メーカー純正のスプレータイプもありますし、ビードワックスをすすめているサイトもありました。
ビードワックスはビショビショにならないので良さそう……今度試してみます!
5.エアを9barまで入れて、ビードをリムに密着させる
チューブレスタイヤ交換のクライマックス。「ビード上げ」です。フォーミュラプロの推奨空気圧は6~8barですが、気にせず9barくらいまで一気にポンピング!
パキパキと派手な音がしますが、それはビードがリムに噛み合っている証拠。よろこびつつポンピングを続けましょう。
6.タイヤサイドに石鹸水を塗ってエア漏れをチェック
ビードが上がったところで、サイドの泡の状態を確認します。
ブクブクと泡立ち続けているならば、リムとの間にスキマがある証拠。空気を抜いて、リムとの噛み合わせ具合を修正しましょう。バルブ周りはハマりにくいので注意です。
7.適正な空気圧に調整して完成!
チューブレスタイヤのメリットは低めの空気圧でも軽やかに転がるところ。ワタシの設定は今のところ、前6.0bar・後6.4barです。
ちなみに、ワタシの体重は51キロ、ロードバイクはフル装備で約11キロ。合計62キロに対するクリンチャータイヤの空気圧は、前6.7bar・後7.0barくらいと1割くらい低め。その分乗り心地がソフトです。
・クリンチャータイヤの推奨空気圧
↑フォーミュラプロのケーシングは180TPI。上の表の150TPIと220TPIの間の数値としました
<出典元>ビットリアジャパン
今回もパンク対策にタイヤシーラントを使ったので、実際は6と7の間にシーラントの注入作業があります。ちょっと興味深い発見もあったので、詳細について次回の記事でお知らせしたいと思いまーす。
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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