サンポールでサビ落としは「泡」に注意!ダホン・ボードウォークのレストア整備ー7

上の画像は、なんでしょう?

 

??正解はボードウォークの『溶けた』マグネット!

 

 

またヤラかしてしまったのだ。サビ取り名人「サンポール」につけておいたら、こんなヒドイことに…。磁石って溶けるんだねえ(^^;;

『石』というくらいだから、酸にもアルカリにも強く、どっしりと安定した素材というイメージだったんだけど、意外とナイーブである。まあ、石灰『石』なんかはガンガン反応してたなあ、そう言えば。

 

 

??実は磁石は『石』じゃなかった!?

 

 

理系の方にはジョーシキなのかもしれないが、磁石(一般的なフェライト磁石)は「酸化鉄の粉を炭酸ストロンチウムという物質などと焼き固めて磁力を与えたモノ」らしい。


参照元はこちら


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もう一度溶けた表面を見てみると、砂鉄のような粒状になっているのをわかってもらえるだろうか?

 

 

多分、炭酸ストロンチウムとか鉄以外の成分が塩酸に溶けやすいものだったのだろう。塩酸に溶けやすい金属のランキングはこちらに詳しい。

https://sci.la.coocan.jp/fchem/log/rika/2927.html

 

 

??何が言いたいかと言うと「泡」が出ている時は、おそらく困ったことになってるに違いない…ってこと

 

 

そもそも、トイレ洗剤で錆が落ちる理由は何なのだ?

答えは、「サンポールとは、要は希塩酸である」から。成分表をちゃんと見たことはないのだが、いわゆる「塩素系洗剤」と呼ばれるものはそうだという記憶がある。そして、酸化鉄は塩酸に「少しづつ」溶けるらしい…酸化鉄=サビである。ゆえに、サンポールはトイレだけでなくサビにも効くのだ。

 

 

ここでスルーしちゃいけないのは、「少しづつ」ってとこだ。↓こんな風にガンガン「泡」だっている時は、「何か」がおかしい、ハズ。鉄だと思って、アルミを入れてたり…ね。(それもかつてやってしまった)


左が正常。右はヤバイぞ!

 

 

 

 

蛇足だけど、トイレの黄ばみを白くしてくれるサンポールも、鉄と反応すると逆に黄色っぽく変色させてしまうらしい。つける時間が長すぎると真鍮でメッキしたような色になることがあるけど、塩酸と反応しているだけだったんだ…

 

 

なかなか良い色なので気に入っていたが、ニンゲンで言えば「アカスリをされすぎで、すりむけちゃった感じ」なのかなあ。かわいそうなことをした。反省。

泡だけでなく、漬けすぎにも注意だ。諸君!

 

 

※文中、理系的な記述があるが、実はちょっと自信がないのだ。もし、間違ったことを言っていたら、詳しい方のご指摘をお願いしたい、ぜひお願いしまーす!

Posted from Drift Writer on my iPad

 

 

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