サビサビ自転車の整備に朗報?『ホルツ・サビチェンジャー』は良いと思うぞ!ダホン・ボードウォークのレストア整備ー8

 

雨ざらしの自転車の整備で避けて通れないのが「サビとの戦い」だ。市販のサビ取り剤やワイヤーブラシから始まって、電動のグラインダーまで出動させたこともあるけど、どれも戦果はイマイチ…。

 

 

 

そんなガッカリモードの戦局に一筋の光が差した!『ホルツ・サビチェンジャー』の投入である。名前のとおりサビだらけのラスティ君ーダホン・ボードウォークに試してみたぞ。

 

 

 

??サビをそのままサビ止めに?

 

 

 

 

まず、ネーミングが、ド○えもんぽい。

メガネ君が「自転車がサビだらけだよぉ~」と泣きつくと、お腹のポケットから出してくれそうだ^ ^

 

 

 

 

 

曰く…

 

 

 

??面倒なサビとり作業なし。

??サビに直接塗るだけで、(赤サビを)黒いサビ止め皮膜に変化します。

 

 

 

ホルツに言われるまでもなく、サビ取りほど面倒なものはない。何がやだって、ヒィヒィ言いながら作業をしても、それに見合うだけの効果を感じられないところがヒジョーに萎えるのだ。

 

 

 

 

それを「必要ない」と。

 

 

 

 

ムムム…夢のような効能を謳っているものは、ガッカリさせられることが多いのだけれど、ケイケンジョー。「こすらなくても汚れが落ちる洗剤」とかね。でも、昔からホルツ・ケミカルの性能には信頼を寄せているワタシ。なんとか裏切らないで欲しいもんである。

 

 

 

 

 

 

??ガッカリ度MAXの作業当日だったが…

 

 

 

 

 

ブツブツ言っていても始まらないので、とりあえずサビたところに塗ってみた。

 

 

 

説明書には所々、「浸透」という文字が出てくるので、ジワジワっと浸みていく粘度の低い薬剤をイメージしてたワタシ。でも、塗ってる最中から樹脂っぽく硬化が始まり、糸を引いてるではないか!

 

 

 

 

案の定、塗り終わっても一向に黒くはならず、早くも残念ムード、ムンムン。

 

 

 

 

??『黒サビ効果』は忘れた頃にやってくるのだ

 

 

 

 

 

しかし、数日経って見てみると…

Before↓

 

 

 

おぉっ!黒くなってるぢゃないか!!そー言えば、説明書にちゃんと書いてあったな、えへへ^ ^

 

 

 

 

 

 

キチンと読まなくてはいけないね。反省m(_ _)m

 

 

 

 

 

 

実はこんなところにも塗っていたりする↓

 

 

 

 

 

 

サンポールのサビ落としで、勢い余って溶かしてしまったマグネット。台座だけに塗ってみたが、見事に説明書どおりの反応となっているのだ。

 

 

 

 

 

黒くまだらになっているところが黒サビ化した部分。他の部分はサビが落ちていたので反応してはいないが、赤サビも出ていない!説明書では謳っていないが、半透明の樹脂膜がサビ止め効果を発揮しているに違いない。やっぱり、ホルツは裏切らないのだ。

 

 

 

 

一方で、何もしていない磁石部分は早くも真っ赤にサビている。サンポールの「酸」はサビも落とすが、保護被膜ごと溶かしてしまう。つまり、金属が丸裸になってしまうのである。酸化防止の中和処理をしても、その後でちゃんとコーティングしておかないと、むしろサビ易くなってしまうようなのだ。『サビチェンジャー』をトップコートがわり使ってみるのも良いかもしれない。サビを取りきれなかったとしても黒サビ化してくれるので、腐食の進行は止められるハズだ。見た目は決して良いとは言えないが…

 

 

 

 

 

??イロイロご意見はあるようだけど、ワタシ的にはOKなのだ

 

 

 

 

 

 

自転車の天敵であるサビを味方に引き入れることができる『サビチェンジャー』。まさに魔法のクスリ的な存在に思えるが、ネガティブな指摘があるのもまた事実である(買った後に分かったのだけれどね)。

 

 

 

例えば、赤サビと黒サビの根本的な違いについて。

サンポールで工具の徹底的な錆落とし!

 

 

 

 

 

 

こちらの記事によると黒サビというのは、

 

 

 

 

黒錆はこの工具にさっきまで付いてた赤錆とは違って組織がものすっごく細かくて赤錆みたいにどんどん金属を侵食していかない上、赤錆の原因になるような空気、水分から地金を守ってくれますので、剥き出しの地金より全然防錆効果が高い…って言うところですね♪♪

今みたいなテフロン加工されたお鍋やフライパンが出てくる前は、よくうちのお母さんが買ってきたフライパンを無駄に空焚きして真っ黒にしてましたが、アレは黒錆をフライパンにつける為のちゃんとした焼きならしだったんだなぁ…って今になると思ってたりします

 

 

なのだそうだ。通常、熱処理で作られる黒サビが、薬剤でもOK!ということ自体がお手軽すぎないか?という考えもある。でも、だだからこそ『画期的な商品』として人気があるとも言える。が、文系のワタシには、テクニカルなところはちょっと判断つかない。スミマセン…

 

 

 

ちなみに、上記の方のブログは市販の防錆剤の性能実験をわかりやすく、かつ徹底的に行っておられて、サビと闘う自転車乗りにはとっても勉強になるサイトである。(ていうか、早く家の中に入れろよ、ってハナシ)

 

 

 

 

そして、防錆被膜の強度についても…

黒錆転換剤の真実

 

 

 

 

 

こちらでは、シンナーで簡単に取れてしまう弱さが指摘されている。正直そこはワタシも引っかかっていたりする。というのも、作業に使った筆をほっぽらかしてたら、カチカチに固まってしまったのだが、説明書によるとペイントうすめ液で復活可能とあるので、塗布した部分についてもシンナーで落ちてしまうのでは?と思ったからだ。まさに上記のブログの実験結果とも一致してしまう。

 

 

 

 

 

突き詰めて行くと、なとんともビミョーなところもありそうなんだけれども、それを差し引いても、ワタシ的には大助かりなケミカル。「再塗装なんて大掛かりなことをやれる自信はないが、やっぱりサビはなんとかしておきたい!」というヘタレな整備には、なかなか使える相棒となってくれるのではと期待度MAXであるのだ。

 

<2016.4.28追記>
使用後の耐久性もバッチリですよ!
【ホルツ・サビチェンジャー】使用後2年経っての効果などをまとめてみた

 

 

 

 

 

 

Posted from Drift Writer on my iPad

 

 

 

 

 

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